資料詳細

道標・鳩

項目 内容
コレクション 柳原義達氏寄贈彫刻
ジャンル 彫刻
作者名 柳原義達YANAGIHARA Yoshitatsu
制作年 1972(昭和47)年
材料 ブロンズ
寸法 47.5×15.5×48.0
署名
寄贈者 作者寄贈
来歴
初出展覧会
作品名欧文 Milestone, Pigeon
サイト
解説 紙面の下半分を白いまま残し、上半分に鳩(はと)の姿を片寄せたのは、上から地面を見下ろすという視線の角度をしめすとともに、紙の端を越えてひろがる空間を表すためと思われる。しかしそれ以上にこの素画で目を引くのは、はっきりした長い輪郭線を用いず、震えるような短い筆致を連ねることで、鳩のイメージを浮かびださせている点だろう。輪郭によって形を切り抜くのではなく、短い筆致ごとに、鳩のからだの起伏を指先で確かめていくかのようにして、イメージがつかみだされているのだ。このため鳩のイメージが周囲の空間と一体化するのみならず、空間自体が、イメージを擁しうるだけの厚みを備えたものとして現れることになる。柳原の素描による彫刻と評される。触覚的なイメージの形成方法に彫刻家ゆえの特性を認めることができるとして、興味深いのは、それがきわめて絵画的な画面として実現されていることだろう。
(県立美術館学芸員・石崎勝基)
展覧会歴 空間に線を引く―彫刻とデッサン(平塚市美術館 足利市美術館 碧南市藤井達吉現代美術館 町立久万美術館 2019)
没後20年 柳原義達展―彫刻の道標―(三重県立美術館 2024)
文献