資料詳細

牧牛図 4面(旧永島家襖絵)

項目 内容
コレクション
ジャンル 絵画(日本画等)
作者名 曾我蕭白SOGA Shohaku
制作年 1764(明和元)年頃
材料 紙本墨画
寸法 各172×86.0
署名 右上: 蛇足軒蕭白 / 酔指画
寄贈者
来歴
初出展覧会
作品名欧文 Herd Boy and Ox (Formerly on the sliding doors in the Nagashima household)
サイト
解説 十八世紀半ば、伊勢地方に数多くの作品を遺した画師の曾我蕭白は、個性的としか言いようがない独自のスタイルが近年、ますます高く評価されている。だが、その人気沸騰ぶりにもかかわらず、彼の作品を成立させている要素については、まだなぞの部分が多い。掲載の作品は、数少ない蕭白による指頭画の作例。指頭画は、文字通り指に墨や絵具をつけて描く手法で、中国では清の時代に盛んに行われ、わが国では南画家の池大雅が数多く描いている。やはり指で記された落款には「蛇足軒蕭白酔指画」とあり、蕭白は酩酊状態でこの絵を描いたというのであるが、そういわれれば、稚拙な文字は彼が酔っていたあかしかもしれない。この絵では、樹上の童子が地上の牛に指図しているように見えるが、この図様が何を意味しているのかは明らかではない。蕭白は一見すると伝統とは無縁な画家のように見えるが、この絵にも見られるように、彼の作品は様々な点で伝統を換骨奪胎した上に成立していることも否定できない事実である。
(県立美術館学芸員・毛利伊知郎)
展覧会歴 曾我蕭白展(三重県立美術館、練馬区立美術館 1987)no.68
曾我蕭白―無頼という愉悦―(京都国立博物館 2005)
蕭白ショック!!曾我蕭白と京の画家たち(千葉市美術館、三重県立美術館 2012)
開館35周年記念Ⅰ ベスト・オブ・コレクション―美術館の名品(三重県立美術館 2017)
日本画*大研究展(三重県立美術館 2018)
文献