資料詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| コレクション | |
| ジャンル | 絵画(油彩画等) |
| 作者名 | 黒田清輝/KURODA Seiki |
| 制作年 | 大正期 |
| 材料 | 油彩・板 |
| 寸法 | 34.7×26.1 |
| 署名 | 左下:「」(モノグラム) |
| 寄贈者 | |
| 来歴 | 樺山愛輔伯爵旧蔵 |
| 初出展覧会 | 黒田清輝遺作展(東京美術学校、1924) |
| 作品名欧文 | Roses |
| サイト | |
| 解説 | 日本の洋画は黒田によって技術的にだめになったという人がいる。明治の中ごろ、閉塞(へいそく)していた洋画界にすい星のごとく現れ、フランス仕込みの明るい色調をもたらした黒田の影響は、確かに大きかった。とはいえ、黒田に追随した画家たち、それからその後の画家の技術的な未熟さをすべて黒田に押し付けるのはいかがなものかと思う。概して、黒田以降の画家は絵の具の付き具合が少し悪い。だが、これは日本だけでなくヨーロッパのこの時代の画家の作品にもいえることであり、印象派以降の作品は表面のつやをあまり出したくないがために、絵の具保護の役割を果たすワニスを塗らなかったり、接着力を高める油をつやが出るからと極力交ぜなかったりしている。しかし、この作品はとても保存状態がいい。それは元の所蔵者が大事に扱っていたことと、板に描かれていることでキャンパスの布よりも伸縮率が低いことが、その大きな理由である。 それにもう一つ、この絵には迷いによる塗り重ねがなく一気に描かれていることも幸いしている。 (県立美術館学芸員・田中善明) |
| 展覧会歴 | 黒田清輝遺作展(東京美術学校 1924.11) 生誕140年 中澤弘光展(三重県立美術館、そごう美術館 2014) 島田卓二と黒田清輝、その周辺展(豊川市桜ケ丘ミュージアム 2019) コレクションによる特別展示 #StayMuseum ステイミュージアム(三重県立美術館 2020) 美術にアクセス!―多感覚鑑賞のすすめ(三重県立美術館 2021) |
| 文献 | 『黒田清輝作品全集』、1925、no.400 |