資料詳細
項目 | 内容 |
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コレクション | |
ジャンル | 彫刻 |
作者名 | ナバーロ、ミケル/NAVARRO, Miquel |
制作年 | 1993-97年 |
材料 | アルミニウム、亜鉛 |
寸法 | 200×400×600 |
署名 | |
寄贈者 | |
来歴 | |
初出展覧会 | |
作品名欧文 | Ciudad Centinela |
サイト | |
解説 | ミケル・ナバーロはスペインを代表する現代彫刻家の一人。バレンシア州のミズラータ出身。最初は絵画作品を制作していたが、1970年代から彫刻作品の制作に専念。1973年にテラコッタによる幾何学的な形のパーツの寄せ集めによって組み立てられる最初の「都市」作品を制作した。以降は素材を鉄や亜鉛、鉛、アルミニウムなどに変え、数多くの「都市」作品を作り続けている。 本作も四角い箱や台形、角柱、円筒など家やビルを思わせるアルミニウムや亜鉛のパーツの集まりによって、都市を表したインスタレーション作品。都市を形作る各パーツは幾何学な形体に単純化され、抽象的な表現がなされる一方、一部のパーツには出入り口や窓のような具体的な特徴が残されている。また、それぞれのパーツの間隙は街路を示唆し、都市の広がりを伝えている。 「都市」シリーズの着想源は故郷ミズラータで過ごした幼年期の遊びにあるという。パズルのように大小様々なパーツを組み合わせて作り上げられる作品は、都市の持つ秩序と混沌を想起させる。 (坂本龍太 『三重県立美術館 コレクション選』 2022年) |
展覧会歴 | 果てなきスペイン美術―拓かれる表現の地平(長崎県美術館、三重県立美術館 2024) |
文献 | "Spanische Kunst am Ende des Jahrhunderts " Museum Wurth 1999 p.26 Abb.5 |