資料詳細
項目 | 内容 |
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コレクション | |
ジャンル | 版画 |
作者名 | ドーミエ、オノレ/DAUMIER, Honoré |
制作年 | 1842 |
材料 | リトグラフ・紙 |
寸法 | 33.2×24.6 |
署名 | |
寄贈者 | |
来歴 | |
初出展覧会 | |
作品名欧文 | Achille sous sa tente (From "Histoire ancienne") |
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解説 | トロイア戦争の発端は、女神たちの美しさ自慢の審判を仰せつかったトロイアの王子パリスが、地上で一番の美女という袖の下に目がくらんでしまったことにある。あろうことかこの美女は宿敵スパルタ王メネラオスの妻だった。国の威信をかけ、神のプライドを盾に、男の沽券(こけん)を守るため、戦乱はとめどなく広がっていった。本作で天幕の下で憤まんやるかたなし、とした風情の男はギリシャ軍の英雄アキレウスである。序盤戦でアガメムノンが戦利品として奪ったトロイアの神官の娘を、災いの源であるとして返すように進言したものの、逆に王の怒りを買う羽目に。「ならばお前のお気に入りの娘をかわりによこせ」と言われ、渋々暴君のわがままをのんでいるのである。まるで石版に彫られたかのような画面の処理は古代ギリシャを代表する彫刻家フェイディアスの手になるとする注釈のおまけまでついている。 (県立美術館学芸員・生田ゆき) [作家名(フランス語)] Honoré DAUMIER |
展覧会歴 | |
文献 |