資料詳細

水平の円筒

項目 内容
コレクション
ジャンル 彫刻
作者名 堀内正和HORIUCHI Masakazu
制作年 1959(昭和34)年
材料 鉄・御影石
寸法 30.0×34.0×20.5
署名
寄贈者
来歴
初出展覧会 第44回二科展(東京都美術館 1959)
作品名欧文 Horizontal Cylinder
サイト
解説  堀内正和は、京都府生まれの彫刻家。東京高等工芸学校工芸彫刻部を卒業後、二科会が主宰する番衆技塾で藤川勇造に塑造を学んだ。1950(昭和25)年に京都市立美術専門学校に職を得ると、以後20年以上にわたって同校で教えた。独自のユーモアと機知を感じさせる抽象彫刻作品で知られる。
 堀内は1954(昭和29)年、知り合いの工芸家が鉄工芸を始めたことをきっかけに鉄による彫刻を始めた。ものの形は単純な幾何学形をもとに複雑な形へと展開すると考え、形の組み合わせの可能性を探るべく、学生との授業を通して実践に励んでいく。線(鉄の棒)を組み合わせる作品から始め、面、量へと発展させる取り組みは10年に及んだ。本作はその過程で制作された一点。「曲面」をテーマに、鉄パイプの中央をくり抜き、前後の面を筒の中で継ぎ合わせている。円筒の表側は裏側と、裏側は表側と続いて、観る者の空間認識を揺るがす。このような仕掛けを作家は「だまし」と呼び、自らのひねくれ根性が表れたものと説明している。
(髙曽由子 『三重県立美術館 コレクション選』 2022年)
展覧会歴 第44回二科展(東京都美術館 1959)
文献