資料詳細

自画像

項目 内容
コレクション
ジャンル 絵画(油彩画等)
作者名 青木繁AOKI Shigeru
制作年 1905(明治38)年
材料 油彩・厚紙
寸法 33.7×24.6
署名
寄贈者
来歴
初出展覧会
作品名欧文 Self-Portrait
サイト
解説  福岡県久留米市に生まれた青木繁は、東京美術学校在学中の1903(明治36)年に師の黒田清輝が主宰する白馬会展で評価され、翌年の代表作《海の幸》(アーティゾン美術館蔵)や日本神話を扱ったロマン主義的とされる作品を描く。早世したが死後に名声を高め、明治期の最重要な画家のひとりと見なされる。
 青木の油彩による自画像は本作以外に、少なくとも3点ある。美術学校在籍中のもの(アーティゾン美術館蔵)と卒業制作(東京藝術大学大学美術館蔵)のよく知られた2点、そして1904(明治37)年の《男の顔(自画像)》(大原美術館蔵)。本作以降のものは知られていないが、翌年の《日本武尊》(東京国立博物館所蔵)を描く際、自分の顔をモデルにしたという逸話がある。
 方向も長短も様々な生々しい筆の跡を残した画面は、習作あるいは未完の印象を与えるが、単なる写生を超えた激しい筆致、ただならぬまなざしや表情を示す男の顔は、青木の画業全体にも見られる鋭い個性をよく表すものと言えよう。
(速水豊 『三重県立美術館 コレクション選』 2022年)
展覧会歴 近代日本の洋画史を開いた九州の画家たち展(福岡県文化会館 1968)
青木繁展(ブリヂストン美術館 1972)
日本洋画のれきし 三重県立美術館コレクションによる(茨城県近代美術館 2000) no.20
イメージの水位:ナルキッソスをめぐる変容と反射(豊田市美術館 2004)
没後100年 青木繁展(石橋美術館、京都国立近代美術館、ブリヂストン美術館 2010-2011)
画家達の二十歳の原点(足利市立美術館のみ出品 2011)
開館35周年記念Ⅰ ベスト・オブ・コレクション―美術館の名品(三重県立美術館 2017)
自画像展~ひとみのなかに自分がいる~(一宮市三岸節子記念美術館 2021)
コレクションによる特別展示 ルックバック:近代 洋画(三重県立美術館 2025)
文献