資料詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| コレクション | 小津家寄贈 |
| ジャンル | 絵画(日本画等) |
| 作者名 | 月僊/GESSEN |
| 制作年 | 制作年不詳 |
| 材料 | 絹本淡彩 |
| 寸法 | 110×62.5 |
| 署名 | 左上: 月僊 「寂照主人」(白文方印) 「月僊」(朱文方印) |
| 寄贈者 | 旧小津家寄贈 |
| 来歴 | |
| 初出展覧会 | |
| 作品名欧文 | Travelers among Streams and Mountains |
| サイト | |
| 解説 | この作品の作者月僊(一七四一~一八〇九年)は、浄土宗の画僧で、三十歳代のはじめに山田すなわち現在の三重県伊勢市の寂照寺の住持となり、歿(ぼつ)するまでの四十年ほどを、伊勢の地でおくった。 月僊は、当時でもまれにみる多作家で知られるが、この間に描いた作品の数というと、それこそはかり知ることができない膨大な量にのぼる。この作品をみれば、その膨大な制作量がいかにしてこなされてきたかが、よくわかる。 非常に荒いが、一面で手慣れた技をみせる筆の運び、いくつかのモチーフをモジュール化して画面に布置する手慣れた構成など、片っ端から描きまくり、その繰り返しから月僊の体に染み着いた体臭のような画法がここには見られる。そしてこれがまた、月僊を他の画人と分ける、画風上の最大の特徴ともなっている。 月僊は、江戸で画の基礎的な修業を終えた後、京都に移り、そこで円山応挙に師事し、与謝蕪村に私淑するなどして、その画風の基礎固めをしたが、四十年にわたる、伊勢での自律的な制作が、彼の作風を一種孤絶した独特の作風に変貌させていったのである。 (山口泰弘 中日新聞 1993年5月1日掲載) |
| 展覧会歴 | 知っておきたい 三重県の江戸絵画(三重県立美術館 2024) |
| 文献 |