資料詳細

自画像

項目 内容
コレクション
ジャンル 版画
作者名 ノルデ、エミールNOLDE, Emil
制作年 1907年
材料 リトグラフ・紙
寸法 44.5×32.0
署名
寄贈者
来歴
初出展覧会
作品名欧文 Self-Portrait
サイト
解説 画家が自らの姿を絵画の中に描き込むという現象はルネサンス期にさかのぼり、十七世紀にはレンブラントによる一連の自画像という不世出の作例を生んでいるが、最も盛んに描かれるようになるのは近代以降である。ノルデのこの一点は近代的自画像の一つの典型といえよう。この世の一切をいったん視界から消し去り、ただひたすら自らと向き合う。
 十九世紀末ごろから画家の関心は外界よりも自らの内面に向かい始めた。自画像こそは強烈な自意識にとりつかれた画家たちにとって格好の追求の場となった。
 ここでは光と影の強いコントラストが、画家の内面を映し出すというより、ますます濃い闇(やみ)のなかに包み込んでしまうかに思われる。「自分は何者か」という問いは、尽きぬ関心の的であると同時に堂々巡りの迷路ともなりかねない危険性をはらんでいるのである。 (土田真紀 中日新聞 1993年10月15日掲載)

[作品名(ドイツ語)]
Männerkopf
展覧会歴 美術を楽しむ散歩道―三重県立美術館名品展Ⅱ ヨーロッパ版画の散歩道(川越市美術館 2003)
文献