資料詳細

農家の娘

項目 内容
コレクション
ジャンル 水彩・素描
作者名 安井曾太郎YASUI Sotaro
制作年 1907(明治40)年
材料 鉛筆・紙
寸法 17.4×11.2
署名 左下:「曾」(朱文方印)
寄贈者
来歴
初出展覧会
作品名欧文 Young Woman from a Farming Household
サイト
解説 安井は、一九〇七年から一九一四年にかけてフランスに留学し、当時の画壇に烈々たる気迫の刻印を残していたセザンヌ、ミレー、ピサロなどの絵画から大きな影響を受けている。
 帰国後の大正四年、彼は渡仏中に制作した風景画や人物画などの油彩画四十四点を、二科会展の会場に特別陳列した。それらの色感豊かな作品群は、日本の洋画界に新風を巻き起こす結果となった。
この「農家の娘」は、たぶん滞欧中に携行していたスケッチ帳に描き込まれた一点であろう。頭上に伸びる樹木の枝から、果物か何かをもぎ取ろうとしている女性が、やわらかい鉛筆の線によって、簡略に抽出されており、嫌みのない、すがすがしい素描となっている。
人物の形態描写なども、なかなかかわいらしく、おそらくフランス印象派の代表的な画家、ピサロの作風の刺激を受けたものと推測される。 (中谷伸生 中日新聞 1989年5月27日掲載)
展覧会歴 安井曾太郎展(兵庫県立近代美術館 1996)
歿後50年 安井曾太郎展(宮城県美術館、茨城県近代美術館、三重県立美術館 2005)no.140
安井曾太郎の世界 ―人物画を中心に― (ふくやま美術館 2014)
コレクションによる特別展示 春をまちわびて 美術から考える自然との調和(=エコロジー)(三重県立美術館 2022)
文献