資料詳細

信州風景(山)

項目 内容
コレクション
ジャンル 水彩・素描
作者名 村山槐多MURAYAMA Kaita
制作年 1917(大正6)年
材料 木炭・紙
寸法 58.7×38.0
署名 左上縦書き:槐多
寄贈者
来歴
初出展覧会
作品名欧文 Landscape in Shinshu(-) (Mountains)
サイト
解説 村山槐多は、関根正二らとともに、大正期の短い時期に異彩を放ち、また貧しさのうちに二十余年の生涯を閉じた夭折(ようせつ)の画家として、よく知られている。
 また、槐多は絵画だけでなく、詩作などの文芸にも、その天才ぶりを発揮したが、彼がのこしたそれら多方面の創作は、いずれも強靭(じん)な精神力に裏打ちされた激情的な性格をみなぎらせている。
 今回紹介する槐多のデッサンは、従兄の画家山本鼎とゆかりの深い信州の風景を描いたと思われる作。
 木炭の濃淡を生かした力強い描写によって、対象の立体感と生命感が巧みに表現されており、槐多の清新な観察力と卓抜な造形力とがうかがえる作品となっている。 (毛利伊知郎 中日新聞 1988年6月25日掲載)
展覧会歴 村山槐多のすべて展(神奈川県立近代美術館 1982)
関根正二とその時代展(三重県立美術館、福島県立美術館 1986)
日本洋画のれきし 三重県立美術館コレクションによる(茨城県近代美術館 2000) no.38
美術を楽しむ散歩道―三重県立美術館名品展Ⅰ 日本洋画の楽しみ(川越市美術館 2003)
没後90年 村山槐多 ガランスの悦楽(渋谷区立松濤美術館 2009-2010)no.102
村山槐多の謎(岡崎市美術博物館 2011)
生誕120年・没後100年 関根正二展(福島県立美術館 三重県立美術館 神奈川県立近代美術館 鎌倉別館 2019-2020)
文献