資料詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| コレクション | |
| ジャンル | 水彩・素描 |
| 作者名 | 松本竣介/MATSUMOTO Shunsuke |
| 制作年 | 1947(昭和22)年 |
| 材料 | インク・紙 |
| 寸法 | 36.5×24.5 |
| 署名 | 右下:S.M.47. |
| 寄贈者 | |
| 来歴 | |
| 初出展覧会 | |
| 作品名欧文 | Man |
| サイト | |
| 解説 | 松本竣介は線で世界をとらえる。もともと境界を持たない色を使っても、見えない柵(さく)が氾濫(はんらん)や混合を抑え、だから端的で外にあまり広がっていかない。線の命を殺さずに広がりを出そうとするとき、彼は物と物とを重ね合わせる。透視図法でかいた町の景色のように。そういうふうだと、過去と未来もまた重ねられたようで、小さく固定しようとする力は逆に膨らむことができる。物と物を重ねるだけでなく、紙の上では物の大きさも自由に変わる。大きさと配置を決めるのは、だから世界にはたらく物理の力を変形してしまう作家の心のしくみによる。しかし、心もまたほうっておくと、デジタルな回路をつくって固定しやすいから、たえず新しいものを見つけながら、柔らかさを保つ工夫もまた大事だ。 思想を持って画面に向かうこと。しかし、線を描くことでその思想をただし、いらないものなら壊してしまうこと。たとえばペンが紙をひっかけて、なめらかな線が描けなかったら、それはそれで面白がり、すぐ応用してみる。即興の試みはひとりでするインタープレイだ。デッサンではそういうことがわりと気楽にできる。 (東俊郎 中日新聞 1990年11月16日掲載) |
| 展覧会歴 | |
| 文献 |