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2011年8月5日

斎宮跡第172次発掘調査ニュース

現地説明会を開催しました

5月上旬から始めた調査も順調に進み、遺構がほぼ掘り上がりました。そこで、発掘調査の成果を多くの方々に見ていただくために、7月31日に現地説明会を開催しました。
 今回の調査では、平安時代初頭から平安時代中期にかけての掘立柱建物が10棟ほど見つかっています。掘立柱建物の中には、1メートルを超える大きな方形の柱穴をもつものも見つかりました。
 説明会当日は、日曜日の午前中の開催にもかかわらず、52名の方々がお越し下さいました。現地で間近に大きな柱穴を見ていただいたり、掘立柱建物が並んでいる様子を見ていただきました。出土遺物では、土器の裏面に墨で文字や模様が書かれた土器や、線刻がされた土器が見つかっており、実際に手にとって見ていただきました。
 172次発掘調査現場は、この後埋め戻しを行い、調査は終了となりますが、8月中旬からは新たに175次調査が始まります。どうぞそちらもご期待下さい。

発掘調査現場見学の様子(皆さん熱心に説明を聞いていただいています)

発掘調査現場見学の様子(皆さん熱心に説明を聞いていただいています)

出土した遺物の見学の様子(墨書土器の説明をしています)

出土した遺物の見学の様子(墨書土器の説明をしています)

(M)

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