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2009年10月15日

斎宮跡第165次発掘調査ニュース

調査が終了しました。

 遺構の測量も終了し、埋め戻しを始めました。165-1次調査区では、埋め戻しと併行して、東端で見つかった建物跡をより詳しく再検討するため、調査区を一部北側へ拡張しました。この部分は、143次に調査を行った部分ですが、今回見つかった柱穴との関係をより綿密に検討するために再発掘を行うことにしました。地表面から40センチメートルほど掘削すると、遺構保護のために敷き詰められた山砂が出てきました。これを丁寧に除去すると、かつての調査で確認された柱穴が姿を現しました。このように、斎宮跡では過去の情報と新たな情報が正しく整合するか、時には再発掘も行って検討しています。
 165次調査も終了し、今年の調査はここで一旦休止となります。12月頃に再開する予定ですので、調査が始まりましたら、お知らせいたします。

建物跡を再検討するため、一部拡張しました。

建物跡を再検討するため、一部拡張しました。

143次調査で確認された柱穴が姿を現しました。

143次調査で確認された柱穴が姿を現しました。

断面はこの様になっています。

断面はこの様になっています。

埋め戻しも併行して行っています。

埋め戻しも併行して行っています。

アオサギさんも調査の成り行きが気になっているのでしょうか?

アオサギさんも調査の成り行きが気になっているのでしょうか?

埋め戻しが終了しました。

埋め戻しが終了しました。

(K)

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