2009年11月5日
斎宮跡第163次発掘調査ニュース
体験発掘を行いました。
この日は、明和町の修正小学校の生徒や先生14名が体験発掘に訪れてくれました。まず、発掘道具の使い方や遺構の掘り方などを説明し、実際に発掘を行ってもらいました。
生徒さんは、最初はおそるおそる掘っていましたが、土器や陶器のかけらが出土すると、みんな夢中で掘っていました。今回体験発掘を行った163次調査区は、内院想定地である牛葉東区画の北東隅部分にあたり、どうやらこの辺りには、内院で使用された土器がまとまって捨てられていたようです。そのため、少し掘るだけでもたくさんの土器のかけらが出土するので、みんなたくさんの土器を掘り出すことができました。わずか30分ほどの発掘でしたが、青いザルに5杯分の土器が出土しました。
今回の発掘を通じて、少しでも斎宮跡や地元の歴史に興味をもっていただけたらと思います。
発掘の方法を教わっています。
早速、発掘に。みんな夢中です!
お皿が出てきました。大物かな?
こちらもたくさん出てきたようです。竹ベラで慎重に…。
30分ほどの発掘で、青カゴ5杯分の土器が出土しました。
(S)