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朝日館 地曳網(安濃郡建部村)


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 塔世川(安濃川)河口から南の海岸は「安濃浦」と言われ、明治22年(1889)施行の町村制では安濃郡建部村(現津市)に属した。「有名なる安濃松原の地にして、西に安濃の遠山を臨み、砂白く水清く遠浅にして水浴に適す」とあり(『三重県案内記』)、海岸沿いにあった旅館朝日館では海水温浴を設け、海岸で地曳網も行っていた。また、津停車場からは15町で、塔世川に沿って下るとよいことや大門町からは「腕車」(人力車)の便があることも案内しており(『三重県案内』)、右下の写真にも人力車が置かれている。

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