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桑名米穀株式取引所(桑名郡)


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 明治26年(1893)3月取引所税法が公布されると、県下各地に米穀取引所設立の動きが起こった。桑名・四日市・津・松坂・山田・上野の米穀取引所が26年10月〜27年5月に開業し、桑名は「素ト天明六年ノ創立ニ係リ、米商会所条例ニ基キ明治十年三月ヲ以テ継続許可ヲ受ケ」(『明治27年三重県勧業年報』)ていたものの再継続であった。34年の県統計書によれば、仲買人が22人、米穀売買石数1,197,570石、売買代金13,866,212円と他の米穀取引所を凌駕していた。なお、上記の米穀取引所のうち、山田は30年1月に解散し(『明治30年三重県勧業年報』)、上野も34年の県統計書・勧業年報に掲載されていない。

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