「三重県」の誕生

江戸時代までの三重の地は、伊勢・伊賀・志摩の3国と、一部紀伊国を含む4国に分かれていました。1871(明治4)年の2度の廃藩置県によって、北に安濃津県、南に度会県ができました。当時の県名は県庁の置かれた郡名に由来しています。1872年、安濃津県の県庁が三重郡に移り三重県と改称され、その翌年に県庁は再び津に戻りましたが、県名はそのまま残りました。そして、1876年4月18日、度会県が三重県に統合され、現在の三重県が誕生しました。