俳句質問箱
ここでは「俳句」(はいく)をよむときに、ぎもんにおもうことと、それに対するこたえをまとめています。「俳句」を作るときに参考(さんこう)にするといいよ。
俳句ってどうやってつくるの?
学校に行ったり、友だちと遊(あそ)んだり、おとうさんやおかあさんの手伝(てつだ)いをしたり、毎日(まいにち)のくらしの中には、俳句の・闕゙(だいざい)がいっぱいあります。いつも見ているものでも、あらためてじっくり目をこらしてみることで新(あたら)しい発見(はっけん)があるものです。
どれが季語かわからない?
俳句には、季語(きご)をいれます。ふだんから、これは季語(きご)かな?と思ったときに「歳事記」(さいじき)で調(しら)べるようにするといいでしょう。
「歳事記(さいじき)」=季語(きご)の辞書(じしょ)のこと
比喩(ひゆ)ってどんなもの?
「比喩」(ひゆ)っていうのは、「・・のよう」「・・みたい」のようにものをたとえることです。ありきたりだったり、説明(せつめい)になっている場合は比喩の効果(こうか)がありません。みんなが思いつかないようなたとえ、新鮮(しんせん)さのあるたとえができたとき、句がいっそうひきたちます。
リズムのいい俳句って?
俳句は、リズムにのせてかく詩(し)ともいえます。声(こえ)にだして詠(よ)まれたときに、耳(みみ)にも美(うつく)しくひびく音(おと)で書かれていると、いい俳句になります。俳句をつくるときは音の与える印象(いんしょう)に注意(ちゅうい)してつくりましょう。できた句を声を出して詠(よ)んでみるのも、いいかもしれません。
季語はほんとうにひとつでないとだめ?
ひとつの句の中に季語(きご)がふたつ入った句を作ってしまうことがあります。これを「季重ね(きがさね)」といいます。うんと上手(じょうず)な人でないと、うまくあつかえないので、みなさんはまず「一句一季語(きご)」で句をつくることになれてください。
みんながびっくりするようなすごい「俳句」をつくるには?
別々(べつべつ)の言葉を組みあわせてひとつの句にすることを「とりあわせ」といいます。とりあわせが心に残(のこ)るものであれば、印象的(いんしょうてき)な句になるはずです。大きいものと小さいもの、遠(とお)いものと近(ちか)いもの、明(あか)るいものと暗(くら)いものというように組みあわせます。