みえの文化団体詳細
地域 | 中勢地域 |
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団体名 | ビっとカンパニー
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プロフィール | 「子どもたちの心の声がわき上がる場所を作りたい」と、2016年4月に松阪市で結成された演劇グループです。年齢、職業、所属する表現集団すべてが異なる5人のメンバーが、脚本・舞台演出・音響・照明などの得意分野を生かして活動しています。主な活動として、小学生を対象にした演劇ワークショップ「キミとボクのミテミテシアター」を開催しています。 |
記事 |
―ビッとカンパニーを結成したきっかけは― 「松阪ドラマシティ」、「劇団伊勢」、「たまき演劇愛好会」、「なり☆プロ」―。中勢・伊勢志摩地域に拠点をおいて活動をしている表現集団で実績を積んできた5人のメンバーが、今の子どもたちは大人の常識や価値観にしばられてその枠に自分を無理にはめ込んでいるのではという思いから、子どもたちが自由に自分を表現できる場所を作ろうと「ビッとカンパニー」を結成しました。 ―ビっとカンパニーの演劇ワークショップ― 「いっぱい遊んで、からだを動かして大きな声を出しましょう」と代表の片谷秀夫さんの元気なあいさつから始まります。フルーツバスケット、風船を使った時限爆弾しりとり、拍手回しなど、子どもたちがよく知っている遊びで思い切り体を動かしたあとは、その場で物語を作っていくおてて絵本遊びで想像の輪を投げ合うことを楽しみます。最初は緊張で表情が硬かった子どもたちは、これらのコミュニケーションゲームをとおして少しずつ自分を出せるようになり、打ち解けて笑顔になります。最後に、話し合いながらミニ舞台のアイデアとセリフを考えて発表をします。 ―演劇ワークショップを通して伝えたいこと― 「自由に自分を出して良い、失敗しても大丈夫ということを経験できることが、このワークショップの魅力だと思います。」と話して下さったのは、小学校講師であり数々の舞台演出や脚本を手掛ける中北幸宏さん。「子どもたちは、自分を思いのまま表現していいという安心感を覚えると、自分だけの表現、自分だけの感性を大切にして、本当の自分に気づくことができます。さらに、仲間がいるから楽しいということが分かってきます。これがとても大事です。自分と違う気持ちや感じ方の相手がいることを受け入れられるようになると、人を思いやる気持ちが育ちます。」とミニ舞台の発表に向けて一所懸命練習をしている子どもたちの姿を、優しい眼差しで見守っている姿が印象的でした。 ―今後やってみたいこと― ビっとカンパニーのメンバーは、三重県生涯学習センター主催の「ミエ・アート・ラボ」や、三重パフォーミングアーツ発信プロジェクト事務局が主催するアートマネジメント事業の研修会などに参加して、演劇教育について日々研究を重ねています。 ビっとカンパニーのワークショップは、回を重ねるごとに参加者が増えています。 今後の活動について伺うと、大学生の湯下直明さんは、「ワークショップに参加した子どもたちの中で、今後演劇をやっていきたいという子どもがいたら将来一緒に劇団を作りたい。」とのことでした。仕事に加え、役者、1児の母と何枚もの看板を持つ成川ちほさんは、「成長して大きくなった子どもたちと再びワークショップをやってみたい。子どもたちの脚本・演出による舞台をつくりたい。」と今後の思いをこれまでの経験談を交えながら語っていただきました。 「演劇をとおした活動が、子どもたちの成長に与える力を信じて長く続けていきたいです。」とメンバーの皆さんが声をそろえて答えて下さった言葉が印象に残りました。 「ワークショップの様子@」 「ワークショップの様子A」 |
問い合わせ先 | 【事務局担当者】成川 ちほ 【電話番号】090-4156-2589 |
bitcompany_m@yahoo.co.jp | |
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取材機関 | 松阪地域防災総合事務所 地域調整防災室 総務生活課 電話番号:0598-50-0528 E-mailアドレス:mbunka@pref.mie.jp |
登録日 | 平成28年12月19日 |