トップページ > みえの文化団体 > みえの文化団体詳細

みえの文化団体詳細

地域 北勢地域
団体名 バードファンタジー

2018年3月 全日本リコーダーコンテストにて銀賞受賞(東京都)
2018年3月 全日本リコーダーコンテストにて銀賞受賞(東京都)

プロフィール リコーダーの音色に魅せられた主婦のリコーダー・アンサンブル・グループ。ソプラノ、アルト、テナー、バス等のリコーダーによる美しい音色のハーモニーを各地で披露しています。20周年を迎えた2016年に、初めて「三重リコーダーコンテスト」に出場して金賞を受賞し、全国大会「全日本リコーダーコンテスト」への出場資格を得て、見事銅賞を受賞しました。

1996年
リコーダーチーム「ファンタジー」設立
その後、新規メンバーの加入にともない「バード」「バード・ベビー」などのチームが増えていき、演奏活動に応じてチームが合体、リコーダー・アンサンブル・グループ「バードファンタジー」として1998年頃から活動する。
2018年 三重リコーダーコンテスト 金賞受賞
2018年 全日本リコーダーコンテスト 銀賞受賞
記事 ―リコーダーの音色とハーモニーに魅せられた主婦たちのグループ―
 バードファンタジーは、リコーダーの音色に魅せられた主婦が集まるリコーダー・アンサンブル・グループです。「ハーモニーがきれいにそろった時は、心が洗われます。日常生活のイライラした感情も吹き飛びますよ。」と話す指導者の深谷さんの言葉に大きくうなずくメンバーたち。誰もが一度は小学校で吹いたことがあるソプラノリコーダーのほか、テナー、コントラバス等の様々なリコーダーによる息の合った演奏は、音に深みのある美しいハーモニーが生み出されます。リコーダーを演奏することで、心も合わせられるというメンバーの皆さんは、同じ志をもつ仲良しグループで、今年20周年を迎えました。

―始めたきっかけはママ友仲間から、そして全国大会へ―
 1996年、育児サークルのママ友たちが、子どもの幼稚園入園をきっかけに、このメンバーで何か始めてみたいと考え、仲間の中に、リコーダーの指導ができる深谷宣子さんがいたことから、リコーダーチーム「ファンタジー」を立ち上げました。その後、新規加入者が増えると、先輩メンバーと初めから同じレベルで練習するのは難しいこともあり、新たにチーム「バード」が発足。その後も新しいチームができ、活動に応じてチームが合体し、1998年頃から「バードファンタジー」として活動。現在メンバーは、20代から60代の24人が所属、立上げから20年間活動を続ける人や名古屋市等の遠方から桑名市まで通う熱心な人もいます。
 仲の良いグループですが、練習は真剣です。指導者の深谷さんは、名古屋芸術大学出身。バロック、ルネッサンス音楽奏法や、リコーダー、ビオラ・ダ・ガンバ等の研鑽も積んできました。
 「難しい言葉ではなく、わかりやすい表現で指導してもらえます。」とメンバーたちが話すように、深谷さんは、音で気持ちが表現できるように、一音一音を大切に指導しています。深谷さん以外にも、年に数回、プロの演奏家のレッスンも受けています。
 バードファンタジーは、これまで毎年1月に開催される「三重リコーダーコンテスト」にて、審査や順位付けをされない発表の部で演奏し、またボランティアスタッフとしても参加してきました。2016年には、大会主催者側から審査が行われるコンテストの部に出場してみないかと持ちかけられ、初めてコンテストの部に出場しました。そして、見事に金賞を受賞し、全国大会「全日本リコーダーコンテスト」への出場資格を得ました。「あがることも委縮することもなく自分たちの音楽を伸び伸びと楽しんで演奏しました。」と、メンバーたちは全国の舞台を語ります。その結果が銅賞。審査員のリコーダー演奏家から「いやぁ、よかった。楽しませてもらった!」と大賛辞を受けました。

―地域での演奏に工夫を凝らし、観客を楽しませる―
 バードファンタジーは、大垣リコーダーフェスティバル、名古屋リコーダーフェスティバルといった大きな演奏会にも出場しますが、市内の幼稚園や小学校、病院や老人ホーム等でも演奏します。
 大会では、バロックやルネッサンス等の曲を選曲しますが、訪問先に応じて、現代音楽、ジャズ、ポピュラー等の曲も演奏します。幼稚園や小学校では、ジブリ音楽やディズニー音楽等、老人ホームでは水戸黄門や花笠音頭等、聴く人が知る曲を選び、演奏に合わせて演劇やダンスも披露して観客が一緒になって楽しめるよう工夫を凝らし、心のこもったステージを展開しています。
 訪問した小学校の生徒から「いろんなものを使って踊ったり、めっちゃおもしろかった。」「曲を聴いたら元気になってきました。」などと嬉しい感想が寄せられています。

―楽譜が読めなくても大丈夫―
 現在も会員を受け入れるバードファンタジー。新規会員は、レベルにあったチームでレッスンを重ねることで皆と演奏できるようになっていくといいます。中には「楽譜が読めないけれど、カタカナで振り仮名を書き練習しています。大丈夫です。」と、笑って話すメンバーもいて、初心者でも安心して始められそうです。
 レッスンは、指導者の深谷さんのご自宅などで、チームごとに基本月2回。中には、違うチームのレッスンに参加し、月に4,5回レッスンに参加するメンバーもいます。

―おばあちゃんになっても元気にリコーダーを吹く―
 今後の活動への思いを伺うと「おばあさんになっても、元気にリコーダーを吹きます。」と笑顔で話すメンバーたち。皆とのハーモニーを大切にする練習や、肩に力を入れず様々なステージを楽しむ姿を見ていると、その言葉どおり、リコーダーの美しい音色のハーモニーのように心も身体も美しく、いつまでも仲良く年を重ねていかれるものと感じました。
2016年2月 桑名市長表敬訪問での演奏(桑名市役所ロビー)
2016年2月 桑名市長表敬訪問での演奏(桑名市役所ロビー)
2016年3月 幼稚園でのコンサート(桑名市)
2016年3月 幼稚園でのコンサート(桑名市)
問い合わせ先  
e-mail okapia250dolce@wh.commufa.jp
ホームページ  
取材機関 桑名地域防災総合事務所
地域調整防災室
TEL:0594-24-3821
Mail:wchiiki@pref.mie.jp
登録日 平成28年11月2日

戻る

ページのトップへ戻る