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みえの文化団体詳細

地域 北勢地域
団体名 関宿案内ボランティアの会

関宿案内ボランティアガイド会のみなさん
関宿案内ボランティアガイド会のみなさん

プロフィール  東海道の江戸から数えて47番目の宿場町として賑わった関宿。昭和55年ごろから住民と行政が両輪となって関宿の歴史的建造物の保存・修復に努めながら、歴史を生かしたまちづくりに取り組みはじめました。昭和59年、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されると関宿に訪れる人も徐々に増えてきました。当初、地域の案内ができる人は4人ほどでしたが、平成10年ごろになると、案内の申し込みも多くなり、「地域のことは、地域の人で案内しよう。」という機運が高まってきました。当時の関町教育委員会の音頭で、平成11年に「関宿案内ボランティア講座」が開かれました。30人ほどが受講し、平成12年4月に「関宿案内ボランティアガイドの会」を発足しました。
 それから16年が経ちましたが、現在も24人の会員で会長の岩間俊彦さんを中心にそれぞれの個性を生かした案内活動とともにガイドの力量を高めることに努めています。
記事  東海道関宿街道まつりで賑わうなか、半被に「関宿案内人」と書かれた数人の方たちが、町家の中で資料や紙芝居を通して「関宿」の歴史や文化を熱心に伝えていました。
 紙芝居の絵も、手作りで上手に描かれています。平成23年に地元の亀山高校の美術部の生徒に描いていただいたそうです。また、唄や写真や手作りの小道具も使って、工夫して地域に伝わってきた関宿の文化を説明しています。
 日常は、「関宿旅籠玉屋歴史資料館」を拠点として、申込みに応じて関宿の名所・史跡を巡るなどしての案内をしています。 
 当初は、「養成講座」を開き、ボランティアガイドの会をスタートさせましたが、現在は住民も含めて随時に歴史講座を開き、自らも研修を重ねてきています。「関宿を観光地として見るのではなく、文化の町として見ていく。文化の伝承をしていくために、私たちは役立っていきたい。」観光案内としてのみに位置付けるのではなく、夏と秋に行われる年2回の関宿のまつりにも協力して活動するなど、地域づくりに関わることを念頭にイベントにも積極的に協力し活動しています。
 自分たちが地域のことを学ぶことが喜びにもなりますが、ガイドを通して関宿にみえる各地の人と交流したり、地域の方と交流することも楽しいと話しています。堅苦しくワンパターンの案内になるのではなく、一人ひとりが自分の個性を活かして味のある案内ができるよう工夫してきています。また、安全に気をつけながら案内すること、住民に好かれることを目指すためにもあいさつを基本に、住民とお客さんの橋渡しができるガイドでありたいと話しています。

 今後も、後継者を育てながら地域の人々と学び合っていきたいと語っています。
関宿での案内ガイド
関宿での案内ガイド
町家の中での紙芝居案内
町家の中での紙芝居案内
問い合わせ先 関宿旅籠玉屋歴史資料館
 「関宿案内ボランティアの会」事務局       

〒519−1112 
亀山市関町中町444−1
TEL 0595−96−0468
FAX 0595−96−0469
e-mail  
ホームページ  
取材機関 鈴鹿地域防災総合事務所
地域調整防災室 総務生活課
059-382-9785
zchiiki@pref.mie.jp
登録日 平成27年12月17日

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