離宮院跡

りきゅういんあと


離宮院跡

指定区分

指定種別

史跡

指定・登録日

市町

伊勢市

所在地

伊勢市小俣町本町

所有者

官舎神社

員数

-

構造

-

年代

平安時代
関係サイト
関連資料

概要

 離宮院は斎王が神宮との往復時の離宮として設置されたもので、当初今の伊勢市宮後町(みやじりちょう)あたりに所在していたが、8世紀末に当地に移されている。9世紀前葉には一時斎宮が当地に移設されたこともあり、官衙(かんが)機構はかなり整備されていたものと見られる。古代の官道に設置される駅(うまや =度会駅)も当地にあったとされ、郡衙(ぐんが)機能も考慮され、古代・中世の神宮行政を司った大神宮司(だいじんぐうじ)は室町時代初期まで当地にあったようである。
 境内には延長数百mにも及ぶ土塁(どるい)があり、発掘調査により平安時代前半の八脚門(はっきゃくもん)も検出されている。造営、修理の記事は正応6(1293)年まで見られ、斎宮の廃絶とともに衰微したようである。

ページのトップへ戻る