木造金剛力士立像

もくぞうこんごうりきしりゅうぞう


木造金剛力士立像

指定区分

指定種別

重要文化財(彫刻)

指定・登録日

市町

鈴鹿市

所在地

鈴鹿市国府町

所有者

府南寺

員数

2躯

構造

-

年代

南北朝時代
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関連資料

概要

 檜材、寄木造。総高は呵形203.5㎝、吽形204.0㎝。奈良東大寺南大門のものとよく似ており、隆々たる筋肉や風に靡く裳の動き等も写実的に表現されており、簡素な中に豪快、颯爽の気に充ちている。しかし衣文や肉取にやや形式化が見られる。鎌倉時代から室町時代にかけてのもので、近年では南北朝時代のものとの見解がある。もとはベンガラ塗で、欠失も所々にあったが、昭和32年に修理をし面目を一新した。
 寺伝によると、この地には泰平山無量寿寺と補陀落山府南寺とがあったが、天正年間(1573-92)の兵火により府南寺が焼失したため、同寺を無量寿寺に合わせ、泰平山府南寺とした、とある。本像は、無量寿寺ものであったと考えられている。

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