本竜寺本堂

ほんりゅうじほんどう


本竜寺本堂

指定区分

指定種別

有形文化財(建造物)

指定・登録日

市町

熊野市

所在地

熊野市紀和町和気

所有者

本竜寺

員数

1棟

構造

-

年代

-
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関連資料

概要

 本竜寺は熊野川左岸のゆるい段丘の中腹に位置する曹洞宗の寺院で、寺を囲むように和気の村落が広がる。寺はもと本光寺と称して、永享12(1440)年の創立と伝え、本堂は慶長10(1605)年建立後、元禄6(1693)年に裏山の山崩れで破損し、正徳4(1714)までに再建された。
 この建物は本堂と庫裏を接合した形式の寺院建築で、いわば寺を構成する最小限の施設である。近世には本来各宗派とも小寺院では、こうした例が各所に見られたが、現存する遺構は極めて少なく、殊に元禄年間に遡る古い時期のものはほとんどない。一部に構成の改造もあるが、全体の残存状況はよく、近世中期の堂・庫裏建築の一典型として貴重な建物である。

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