廃補陀落寺町石

はいふだらくじちょうせき


廃補陀落寺町石

指定区分

指定種別

史跡

指定・登録日

市町

伊賀市

所在地

伊賀市西高倉

所有者

伊賀市

員数

8基

構造

-

年代

鎌倉時代
関係サイト
関連資料

概要

 西高倉字水上にある廃補陀落寺跡から、奈良街道と呼ばれる旧街道に向かって1町(約109m)毎に配置された丁石(町石)で、現在10基(国指定8基、市指定2基、復元丁石1基)が残存し、最も遠いのが十五丁石である。
 いずれも自然石を用い、梵字・道程・寄進者名が見える。つまり、補陀落寺に向かう老若男女の便のために、信者が建てたのがこの町石である。
 基石と四丁石に建長五(1253)年の銘があり、全国的に見ても最古のものと言われている。 補陀洛とは観世音菩薩の居所の梵語訳で、密教的な信仰にかかるものである。廃補陀落寺跡には礎石が残り、蔵骨器や布目瓦が出土している。

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