楯ヶ崎

たてがさき


楯ヶ崎

指定区分

指定種別

名勝及び天然記念物

指定・登録日

市町

熊野市

所在地

熊野市甫母町字阿古崎610-1

所有者

県・熊野市

員数

-

構造

-

年代

-
関係サイト
関連資料

概要

 ニ木島(にぎしま)湾口の北側に位置し、海上を約200m南東に突出した花崗斑岩(かこうはんがん)の一大岩塊で、高さ約80m、周囲約550mに及んでいる。頂上に松が生育するほかは、全貌見事な柱状節理(ちゅうじょうせつり)をあらわし、地元では「熊野の海金剛(うみこんごう)」と俗称されている。
 楯ヶ崎の名は、楯をつき並べたような大岸壁によると思われ、神話をはじめ、様々な伝説を伝える。文人雅客の吟詠も多く、鎌倉時代末期の僧基法師(ぞうきほうし)は熊野紀行に「楯が崎といふ所あり、神のたたかひしたる処とて楯をついたるやうな岩ほどあり。うつ波に満ち来る汐のたたかふを楯が崎とはいふにぞありける」と歌っている。

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