太刀 <銘不明(伝吉包)> 附 黒漆太刀拵

たち つけたり くろうるしたちこしらえ


太刀 <銘不明(伝吉包)>

指定区分

指定種別

重要文化財(工芸品)

指定・登録日

市町

伊勢市

所在地

伊勢市朝熊町

所有者

金剛證寺

員数

1口

構造

-

年代

-
関係サイト
関連資料

概要

 刃長84.8cm、反り3.7cm。本造り庵棟、腰反り深く、踏張りのある雄大な姿で、鍛えは板目、小板目が混ざる。
 吉包は備前の生んだ名工で、直刀から太刀への移行期の名品といえる。
 附の拵は、柄を欠損するが、皮包黒漆塗りで、桐文を毛彫りにした帯執・柏葉・石突といった金具が取り付いている。
 寺伝によると、源義朝が佩用していたもので、野間万金丹を創製した尾張国の鎌田宗祐が所有していたが、当山中興の仏地禅師の時に寄進したと伝える。なお、江戸時代の地誌である『勢陽五鈴遺響』には、「右馬頭源義朝太刀一腰、備前国助包作」と記している。

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