神宮古神宝類
じんぐうこしんぽうるい
指定区分 |
国 |
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指定種別 |
重要文化財(工芸品) |
指定・登録日 |
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市町 |
伊勢市 |
所在地 |
伊勢市宇治館町 |
所有者 |
宗教法人神宮 |
員数 |
一、玉纒横刀2口 一、装束類布帛本様3帖 一、玉纒横刀1口 一、雑作横刀1口 一、雑作横刀1口 一、鉄鉾身金銅鏑付1口 一、金銅カセ1基 一、金銅高機杼付1基 一、金銅高機架1基 一、牡丹文八稜鏡1面 |
構造 |
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年代 |
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関係サイト | |
関連資料 |
概要 |
玉纏横刀は総長130.5㎝。神宮の式年遷宮に際し、その御装束神宝はその都度新調される。古くなった神宝は土中に埋められたり焼却されたとのことであるが、一部が伝世や不時発掘されることで現代にまで伝えられた。この古神宝類は、そのような経緯から神宮で伝えられてきたものである。 資料には様々な時代のものがあり、伊雑宮・月読宮などの神宝と伝えられるものもある。玉纒横刀は偶然発掘されたものが2振あり、1振は平安時代末~鎌倉時代前期、もう1振は南北朝~室町時代初期のものとされる。雑作横刀は平安末・鎌倉末・南北朝~室町時代初期のものとされる。鉾は鎌倉時代、高機などの紡績具関係は室町時代、八稜鏡は南北朝~室町時代初期のものとされる。布帛本様は織物見本帳といえるもので、江戸時代のものである。 玉纏横刀は、藤ノ木古墳(奈良県)から古墳時代のものが出土したことにより、神宮の神宝が古い様相を残していることが改めて認識されるに至った。神宮における神事の長期にわたる継続性を示すものであり、美術品としての価値もさることながら、考古学的な資料としても貴重なものである。 |
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