斎宮のハナショウブ群落
さいくうのはなしょうぶぐんらく
指定区分 |
国 |
---|---|
指定種別 |
天然記念物 |
指定・登録日 |
|
市町 |
明和町 |
所在地 |
多気郡明和町斎宮字蛭ノ沢1817番地 |
所有者 |
明和町 |
員数 |
- |
構造 |
- |
年代 |
- |
関係サイト | |
関連資料 |
概要 |
指定名称は、「ハナショウブ」であるが、実際に生育しているのはノハナショウブである。 ノハナショウブは北海道から本州、九州に野生し、栽培して改良されたハナショウブの原種と考えられている。自生地の多くは、山中の湿原であり、斎宮のような平野に見られることは少ない。 明治期までは一面の湿原であった。江戸時代の「伊勢参宮名所図絵」(いせさんぐうめいしょずえ)や「勢陽五鈴遺響」(せいようごれいいきょう)などにも、このあたりにノハナショウブが自生していたことが記載されている。 近年のほじょう整備により周辺環境が大きく改変され、湿地環境が自然状態では維持できなくなったが、井戸水の給水・雑草除去などにより、湿地環境の維持に努めており、ノハナショウブ以外にも、ノカンゾウやワレモコウなどの特筆すべき植物が生育している。6月にはノハナショウブ、7月~8月にはノカンゾウ、秋にはワレモコウの花が咲き、美しい。また、指定地の隣に、ノハナショウブ園がある。 |
---|