旧長谷川家住宅 主屋、大正座敷、大蔵、新蔵、米蔵、西蔵、表蔵、離れ 附 袴付、表塀、中門及び中塀、庭塀、物置、稲荷社、四阿、棟札(主屋附、大蔵附、新蔵附、米蔵ふ附)、絵図

きゅうはせがわけじゅうたく おもや、たいしょうざしき、おおくら、しんぐら、こめぐら、にしぐら、おもてぐら、はなれ つけたり はかまつけ、おもてべい、なかもんおよびなかべい、にわべい、ものおき、いなりしゃ、あずまや、むなふだ、えず


旧長谷川家住宅 主屋、大正座敷、大蔵、新蔵、米蔵、西蔵、表蔵、離れ

指定区分

指定種別

重要文化財(建造物)

指定・登録日

市町

松阪市

所在地

松阪市魚町1653

所有者

松阪市

員数

8棟 附8棟、棟札4枚、絵図5枚

構造

-

年代

江戸時代~大正時代
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関連資料

概要

 旧長谷川家住宅は、松阪市魚町・殿町に所在する住宅で、主屋、大正座敷、大蔵、新蔵、米蔵、西蔵、表蔵、離れが重要文化財に指定されています。長谷川家は江戸時代前期から江戸と松坂で店舗を開設して繁栄を極めた伊勢商人です。
魚町側の敷地に主屋、大正座敷、大蔵等の土蔵群といった屋敷を構え、殿町側の敷地には大きな池をもつ回遊式の庭園を中央に、その東に離れを配しています。
 江戸時代中期に建てられた主屋は明治に至るまで何度かの増改築を重ねた建物で、華美な装飾等はみられないものの上質の材料を用いた重厚な構えをみせる建物です。他の建物群においても、近年の改変が最小限にとどめられ、家業の繁栄に伴い、敷地や建物を拡大していった様子をよく示しています。
 旧長谷川家住宅は、江戸時代から大正時代にかけて、家業の隆盛とともに敷地や建物を拡張した、県内において最古級かつ最大規模の町家建築であり、各建物の棟札や絵図等とともに江戸店持ち伊勢商人の住宅の発展過程がわかる、歴史的な価値が高いものです。

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