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みえの文化びと

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地域 名前 プロフィール 登録日 詳細
伊勢・志摩地域 田村 美保子  田村美保子さんは、終戦直後の昭和20年10月に生まれ、警察官だったお父様の勤務する今の三重県いなべ市で、子ども時代を過ごしました。元来の音楽好きでしたが、家に楽器がありませんでした。本当に物がない時代で、家に楽器があるのは、よほど裕福か、とくに音楽に縁のある家庭だけだったと、田村さんは振り返ります。田村さんが楽器に触れたのは、小中学校の音楽室でした。音楽の先生に気に入られ、授業に加え独学で楽器を練習して、音楽に親しみました。

 田村さんが高校に入学する頃、お母様の療養のため一家で旧・紀和町(現・熊野市)に移りました。次に御浜町にも住み、しばらく東紀州で暮らします。そこから、音楽とともに子どもが大好きな田村さんは、当時度会郡にあった三重県立明野高校(現・伊勢市)の保育科に入学しました。現在の活動の中心である度会町との縁のはじまりです。同校で初めてピアノ教育を受けました。

 そして、そのまま保育士になるものと考えていた田村さんに、音楽に熱中する姿をずっと見ていたお母様が、日本音楽学校への入学を勧めました。当時東京にあった、音楽教員の免許を取得できる専門学校です。「今の私への道筋を作ってもらった」と、その勧めを田村さんはずっと感謝しています。同校卒業後、小中学校で臨時教師として勤めながらピアノ教師として活動し、音楽を仕事にする人生がはじまりました。

 その後、ある出来事をきっかけに大正琴と出会った田村さんは、その音色に魅了され、伊勢地域を中心に大正琴講師として活動を開始します。その中で、より多くの県民に大正琴の素晴らしさを知ってもらおうと、三重県大正琴協会の設立に尽力し、自ら会長に就任しました。平成8年の第2回みえ県民文化祭では、大正琴部門の参加を実現させ、そこから県民文化祭での毎年の大正琴事業を行っていきました。

 協会設立以前には、県内の大正琴各流派間に交流があまりありませんでした。そんな中で流派を超えた団体を設立したことは、県外の大正琴指導者にも影響を与え、後に、全国組織である社団法人(現・公益社団法人)大正琴協会設立の足掛かりともなりました。現在、田村さんは、1,350名の会員を擁する三重県大正琴協会の会長として、国民文化祭や生涯学習フェスティバルへの参加など、大正琴の裾野を拡充する地域に根差した活動で、三重県全体の文化向上に貢献しています。
 
 また、演奏家として、県内にとどまらず日本全国で演奏活動をしました。ニューヨーク、中国、シドニー、ウィーンなど海外でも数多くの演奏をしています。現地の人々から高い評価を受け、長く大正琴奏者として活躍しました。

 さらに、未来ある子どもたちに大正琴を伝承するため、無償で子どもたちに大正琴を指導するなど、後進育成にも大きく貢献しています。近年では、「全国子供大正琴コンクール」で最高賞の文部科学大臣賞を目指す子どもたちの指導者として、全国から注目されています。

 こうした永きにわたる活動で、本県の音楽文化の振興発展に果たしてきた功績はとても大きく、平成18年に第6回三重県文化賞で文化功労賞を受賞し、令和5年に文部科学大臣による地域文化功労者表彰の被表彰者となりました。


昭和20年(1945) 今のいなべ市に生まれる
昭和35年(1960) 母の療養のため東紀州地域に移住
昭和36年(1961) 三重県立明野高校・保育科に入学、必修科目としてピアノを学ぶ
昭和39年(1964) 日本音楽学校に入学、小学校と中学校の教員免許を取得
昭和41年(1966) 小中学校の臨時教諭として勤務する傍ら、ピアノ講師として活動
昭和60年(1985) 大正琴講師として活動開始
昭和62年(1987) 大正琴演奏グループ「エンゼルフィッシュ」を結成
平成7年(1995) 三重県大正琴協会を設立し会長に
平成8年(1996) 第2回みえ県民文化祭で大正琴部門の参加を実現
平成11年(1999) 度会町地域文化功労賞
平成12年(2000) 全国大正琴協会功労賞
平成18年(2006) 第6回三重県文化賞・文化功労賞
平成26年(2014) エンゼルフィッシュ解散、以降は大正琴の教室運営に集中
平成29年(2017) 全国子供大正琴コンクールで橋本莉さんが文部科学大臣賞
令和4年(2022) 全国子供大正琴コンクールで吉富心音さんが文部科学大臣賞
令和5年(2023) 文部科学大臣による地域文化功労者表彰



令和06年1月20日 詳細
伊勢・志摩地域 岸田 早苗  令和4年度現在、斎宮歴史博物館の学芸普及課で課長を務める岸田早苗さんは、当該年度で定年を迎え、30年以上勤めてきた学芸員生活にいったんピリオドを打つことになります。

 三重県明和町の史跡「斎宮」は、古代から中世にかけて、天皇の代わりに伊勢神宮に派遣された皇女である「斎王」の住まいと、斎王を支える行政組織があった場所です。斎宮歴史博物館は、斎宮の実像解明と、その研究成果の周知を主な目的に、平成元年に設立されました。

 岸田さんは、開館直後の同館で学芸員生活をスタートし、同館の草創期を支えました。産休や埋蔵文化財センターへの2年ほどの異動をはさみつつ、平成14年まで同館に勤めます。

 その後、人事異動で旧三重県立博物館の学芸員になり、平成17年からは、三重県教育委員会で新博物館建設計画立案等に従事しました。そして、新博物館の設立が正式に決定した後、平成20年、新博物館建設部署に異動し、新博物館設立に尽力しました。それが実を結び、平成26年に三重県総合博物館(MieMu)がオープンします。この新博物館で岸田さんは、学芸員のリーダーの一人として活躍しました。

 岸田さんは、開館前後の斎宮歴史博物館を支えた一人であり、また、三重県総合博物館(MieMu)を建設から支えた一人でもあります。それぞれの館を作り上げた人たちの中で、その両方の館で足跡を残している人となると限られます。

 岸田さんがこれまでに手がけた企画展は数多く、博物館が収集する文化財と、集積してきた研究を、いかに県内外の皆さんに知ってもらうかに心を砕いてきました。

 岸田さんは、平成29年に再び斎宮歴史博物館の学芸員に戻り、そこで定年を迎えることになりました。様々な場所で仕事をしてきた岸田さんですが、やはり斎宮こそが居場所というイメージを持たれる方が多いのではないでしょうか

(略歴)
昭和60年 皇學館大学国史学科を卒業
     三重県斎宮跡調査事務所・嘱託職員として入職
平成元年 斎宮歴史博物館が開館、同館調査課の業務補助員として入職
平成2年 学芸員試験に合格、同館学芸員として採用
平成5年 三重県埋蔵文化財センターに異動
平成7年 斎宮歴史博物館に異動
平成14年 三重県立博物館に異動
平成17年 新博物館建設計画立案等に従事
平成26年 三重県総合博物館(MieMu)開館、同館学芸員に従事
平成29年 斎宮歴史博物館に異動
令和元年 特別展「東雲の斎王―大来皇女と壬申の乱―」企画
令和4年 特別展「NARIHIRA―いにしへの雅び男のものがたり―」企画
令和5年 また新しいステージへ


令和05年3月16日 詳細
伊勢・志摩地域 川口 祐二  南伊勢町在住のエッセイストで、漁村研究者・海女文化研究者である川口祐二さんは、令和4年現在、32冊の単著を出版しています。さらに共著が15冊あります。共著といっても、大半のページを川口さんが書いた本も多いとか。雑誌等への寄稿は数知れません。

 川口さんの著作の多くは、漁村をテーマにしたものです。全国の漁村を歩き、そこに住む人々から聞き取った話を書籍にまとめてきました。とくに、「海女(あま)さん」と呼ばれる女性漁業従事者からの聞き取りに力を入れ、彼女たちの実像に迫る著書を何冊も刊行しています。

 そして、三重大学で非常勤講師、客員教授、そして特任教授を歴任し、「海女文化」の講座を長く担当して、学術研究の場に聞き取りの成果を提供しました。

 さらに、書籍の出版を通じて知り合った多くの文学者と交流し、その書簡集なども出版しています。また、地元・南伊勢町の人々との文化における交流にも積極的です。町ゆかりの偉人・文学者の顕彰など、地域の文化振興活動の中心となって、町の文化の発展に寄与してきました。

 それらの長年の功績が高く評価され、令和4年、第21回三重県文化賞・文化大賞を受賞しました。南伊勢町だけでなく、南勢地域全体で見ても、三重県の南の地域から初の受賞です。

<略歴>
昭和7年(1932)  三重県宿田曽村(現・南伊勢町)に生まれる
昭和30年(1955) 早稲田大学第一商学部卒業
昭和35年(1960) 旧・南勢町役場に入職
昭和47年(1972) NHK農林水産通信員
昭和49年(1974) 旧・環境庁自然公園指導員
昭和54年(1979) 著書『波の遠近―わたしの自然保護』
昭和57年(1982) 著書『熊野の海は赤い海―漁村・祈りの書』
昭和58年(1983) 三重県文化奨励賞(文化部門)
昭和61年(1986) 著書『とれとれの魚―伊勢の海から』
昭和63年(1988) 論考「渚の55年」(『私の昭和史』掲載)
平成元年(1989) 旧・南勢町教育委員会事務局長を退任
平成2年(1990)  著書『女たちの海―昭和の証言』
平成6年(1994)  記録「昭和を生きた女たち」で労働者文学賞
   同年    三上賞(「三重県の漁業地域における合成洗剤対策について」)
平成7年(1995)  著書『波の音、人の声―昭和を生きた女たち』
   同年     著書『サメを食った話』
平成8年(1996)  著書『貝のうた―26のエッセイ』
平成9年(1997)  著書『潮風の道―海の村の人々の暮らし』
平成12年(2000) 著書『遠く逝く人―佐多稲子さんとの縁』
平成13年(2001) 第10回田尻賞
※田尻賞は、全国の公害反対や環境保全の運動で活躍し「公害Gメン」と呼ばれた故田尻宗昭氏の遺志を継いで、社会的不正義をなくすために創設されたものです。
平成14年(2002) 著書『苦あり楽あり海辺の暮らし』
   同年     「三銀ふるさと三重文化賞」人文部門
平成17年(2005) 著書『石を拭く―渚よ叫べ』
平成18年(2006) 著書『近景・遠景―私の佐多稲子』
平成19年(2007) 著書『甦れ、いのちの海―漁村の暮らし、いま・むかし』
平成20年(2008) 三重大学海女研究会参加
   同年     「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰(保全活動部門)
   同年     著書『伊勢志摩春秋―ふるさと再発見』
平成21年(2009) 著書『漁村異聞―海辺で暮らす人々の話』
平成27年(2015) 南伊勢町町民文化賞
   同年     著書『明平さんの首―出会いの風景』
平成28年(2016) 著書『海女をたずねて―漁村異聞その4』
平成29年(2017) 斎藤緑雨文化賞
令和元年(2019) 石原圓(円)吉賞特別賞
令和2年(2020)  著書『島へ、浦へ、磯部へ―わが終わりなき旅』
令和4年(2022)  三重県文化賞・文化大賞
   同年     著書『村翁閑話―人の縁、本との出会い』


令和04年8月31日 詳細
伊勢・志摩地域 塩本幸子(パールアーティストSACHIKO)  塩本幸子さんは、国内的にも世界的にも珍しい、「本物の真珠を使った絵画アート作品」を制作するアーティストです。墨で描かれたモノクロの下絵に砕いた真珠を貼り付け、輝きを加えた作品を多数制作してきました。

 きっかけは、塩本さんが、一人のインドネシア人画家の作品に出会ったことでした。画家の名前はkuncit(クンチ)さんといいます。
 インドネシアのバリ島には、竹の筆で絵を描く伝統的な技法があります。クンチさんは、その中でも珍しい、竹の筆で墨絵を描く絵師です。その技法で墨絵を描く絵師は、クンチさんを含めて、今は数人しかいないそうです。
 クンチさんの独特の作風が、塩本さんに強烈なイメージを与えました。それは「クンチさんの絵に真珠の輝きを加えたい」というものでした。早速、クンチさんと交渉し、快い承諾を得て、アート制作をはじめました。クンチさんの作品と、本物の真珠の美しさとが最も際立つ方法を、塩本さんは模索しました。
 塩本さんとクンチさんの打ち合わせには、スマートフォンのSNSアプリを使います。塩本さんがメッセージ機能に簡単なインドネシア語を書き込んでイメージを伝え、クンチさんがデッサンを画像送信機能で送ります。そのやりとりを繰り返してイメージが固まると、クンチさんが下絵を制作して日本に送り、塩本さんが真珠アートに仕上げるのです。
 伝統的な作画法と昔ながらの天然素材とが、現代のインターネットを通じて融合し、国境を越えたコラボ芸術が生まれました。

 経緯、素材、発想において、他に類例を探すことが困難なコラボ美術が、「Sachiko&kuncit」の名義で、国内よりも国外で紹介されています。

・日本の美を世界中に紹介するスペインの国際美術書籍「アートメゾンインターナショナル」で、塩本さんの作品が大きくスペースを割いて扱われ、志摩の真珠の美しさに注目する評が付されました。
・2017〜2019年に、A.M.S.C.(国際美術評論家選考委員会)スペイン本部芸術家会員に認定されました。
・英国王立美術家協会RBAの特別名誉会員になりました。
・モナコ公国主催芸術祭に2度出展しました。
・国連欧州本部で開催された世界の平和を祈念する国際平和美術展など、多数の国際美術展に出展し、また多数の書籍にて紹介されています。
・起源がルイ14世治世下の1667年に遡る、フランスの国際公募展「ルサロン」で2年連続入選し、2019年には同展主催のフランス芸術家協会会員に認定されました。
(以上の記述は、ご本人提供資料を確認の上、それに基づき編集したものです。)


 このように、活動範囲が世界にまたがる塩本さんですが、今も志摩で制作を続けています。


令和02年2月12日 詳細
伊勢・志摩地域 小説家・外城田川忍(ときだがわしのぶ)  現在、出版等のメディアは東京に一極集中していますが、外城田川忍さんは、この三重県で小説の執筆と出版を続けています。

 外城田川さんは、昭和24年、三重県度会郡玉城町に生まれました。高校卒業後、早稲田大学商学部に入学し、上京します。昭和47年に同大学を卒業して、全国紙である産経新聞社に入社しました。
 同社でスポーツ取材を中心に活躍し、新聞記者としてのキャリアを積みました。その後、編集、事業、総務の局次長を歴任します。平成15年に、産経新聞社東北総局長として、仙台に栄転しました。
 その赴任時期に、それまでアマチュア中心だったサッカーやバスケットボールの地方チームがプロ化しました。さらに東北の人たちが熱望していたプロ野球チームもできました。東北のスポーツ報道が盛り上がりました。

 外城田川さんは、東京を離れた後を含め、報道という形で、常にメディアの最先端にいました。

 平成21年に同社を定年退社した後、平成28年に玉城町に住居を移し、作家活動を開始しました。

平成30年 デビュー作『鳥名子舞(となごまい)』出版
令和元年 2作目『勝田街山壱楼(かったまちやまいちろう)』出版

 早大時代はライフル射撃部に所属しました。趣味はゴルフ、囲碁、邪馬台国です。それらの多くが小説の中で活かされています。

 現在、3作目『大岡越前守ビギニング』を執筆中です。
令和01年9月30日 詳細
伊勢・志摩地域 太田穂摂  伊勢市在住の書道家。古典・古筆をベースに伝統を踏まえながら、現代に即した調和体で表した自身の作品の書を着物地の裂を用いて表装・額装し、発表しています。

  1962年 三重県伊勢市生まれ
  1995年 第27回日展初入選(以降20回連続入選)
  2005年 日展会友に承認
  2015年 国指定重要文化財賓日館にて個展(2017・2018)
  2018年 伊勢神宮奉納米を使った特別酒「納蘇(なそ)利(り)」ヒカリ酒販のラベル揮毫
 
 新書派協会に所属し、近藤摂南氏・土井汲泉氏に師事
  日展に入選21回他、読売書法展等各展で入賞・入選多数、
  大阪NHK文化センター講師。  
  新書派協会常務理事、読売書法会理事・審査員、穂(すい)の会(かい)主宰
平成31年3月5日 詳細
伊勢・志摩地域 ササユリの防人 稲葉穂積・美智子  昭和44年、農耕地の周りの竹藪を切り拓いていたとき、美しい“ささゆり”の群生を見つけたが、報道によって多くの人が訪れると、乱獲が相次ぎ、絶滅の危機を感じて、保存会の活動を始めた。その後、訪れる人がさらに楽しめるように、休耕田を利用して「夏草花園」を開園。夫妻でさまざまな花木を育てたが、平成12年からラッセルルピナスを栽培し一般公開すると、色鮮やかな花畑に惹かれ 見頃の5月上旬から中旬になると、県内外から多くの人が訪れる志摩市の観光スポットとなった。 平成30年9月13日 詳細
伊勢・志摩地域 高橋 真珠(たかはし またま) 3歳よりヴァイオリンを始める
桐朋女子高等学校音楽科卒業
同大学ディプロマコース修了
アスペン音楽祭 Starling Fellowshipコンクールで最優秀賞受賞を機に、渡米
2001年 シンシナティ音楽大学を卒業
2003年 クリープランド音楽院(修士課程)卒業
ロンドンマスタークラス、スイス・ティボーヴァルガフェスティヴァル等に参加し、スカラシップを授与、記念コンサート等に出演
2005年より兵庫県立芸術文化センター管弦楽団、香港シンフォニエッタ、ニュージーランド、オークランド管弦楽団奏者を務める
2014年に帰国し、現在は伊勢を拠点に日本各地でソロリサイタルを開催している
また、後進の指導や地域巡演のコンサートを展開している
平成30年8月9日 詳細
伊勢・志摩地域 石原 真伊(いしはら まい)  石原真伊さんは三重県鳥羽市浦村町にある「鳥羽市立 海の博物館」の広報担当として活躍しています。大学ではスペイン語圏の文化や言語を学び、卒業後は三重県志摩市にあるテーマパーク志摩スペイン村に入社します。その後イベント企画会社などを経て、2007年4月から「鳥羽市立 海の博物館」の広報担当として勤務しています。新聞や雑誌、テレビの取材対応、SNSを利用した情報発信を行うほか、海の文化の魅力を伝えるために、企画展の提案などを行っています。 平成30年3月23日 詳細
伊勢・志摩地域 ユッコ・ミラー(本名:大西 由希子)  ユッコ・ミラー(本名 大西由希子)さんは、三重県伊勢市生まれ、現在は東京都在住のジャズサックス奏者です。3歳よりピアノを習い始め、皇學館高校入学後に見学で訪れた吹奏楽部で、アルトサックスと出会います。初めて音が出た瞬間、衝撃が走り、「世界で活躍するプロになる」と決めたと言います。高校時代は食事・睡眠・授業を受ける以外はサックスの練習に明け暮れる日々を過ごします。ジャズ理論、作曲、編曲、インプロヴィゼーション(即興演奏)などジャズ全般を学び、19歳でプロ活動を開始します。
 エリック・マリエンサル氏、河田健氏に師事。国内外の著名なプレイヤーと共演、レコーディングを行うとともに、数多くのライブ、コンサートに出演。積極的に音楽活動を行っています。2016年にメジャーデビューし、初のアルバム「YUCCO MILLER」を発表しました。
 また、三重県主催の「みえ国際ウィーク2017」講演会&パネルトークのゲストとして招かれました。
平成29年8月4日 詳細
伊勢・志摩地域 佐藤 よし子(さとう よしこ)  1979年東京都世田谷区生まれ。志摩市在住。
 ダウン症の人たちの創作のためのプライベート・アトリエ「アトリエ・エレマン・プレザン」で現場に立つ。社会へ繋ぐアートコーディネーターとしても活躍するほか、多くの企画、展示会開催に携わる。
 また、カフェや宿泊施設、アートミュージアムなどの建設を視野に入れた「ダウンズタウン」プロジェクトを進行中。
 著書に『学校つくっちゃった!』がある。

(経歴)
愛農学園農業高等学校を卒業後、同高校の専攻科へ進む。
障がいのある人たちと共に暮しながら農業を学ぶ「信州共働学舎」で、1年間の専攻科実習をする。
文化学院文学部(現在は総合芸術学科文芸コース)に進学・卒業。
文化学院在学中より「アトリエ・エレマン・プレザン東京」にて版画クラスを手伝う。
2002年〜2011年 「エコール・エレマン・プレザン」の立上げと運営に携わる。
2006年 多摩美術大学芸術人類学研究所 特別研究員となり中沢新一氏らとともに「ダウンズタウンプロジェクト」を立ち上げる。
2012年 志摩市へ移住。
2014年 合同会社「エレマンの気まぐれ商店」を立ち上げる。
2017年 「ダウンズタウンプロジェクト」事業地(カフェ、ギャラリー、宿泊所として整備予定)に自らも居を移す。
平成29年3月23日 詳細
伊勢・志摩地域 野嶋 峰男 伊勢市在住 木漆工芸作家

【略歴】
1948年  三重県伊勢市生まれ
1977年  初個展 以後名古屋 大阪等にて開催
1979年〜 伊勢市展入選 以後 三重県展・東海伝統工芸展・日本伝統工芸展・
        伝統工芸木竹展・伊丹クラフト展・天展 他多数
 現 在   (公社)日本工芸会正会員・東海支部幹事

【選抜展】
1981年  第2回ヤマハ葛城工芸展
1987年  87はこで考える遊びの木箱展
1998年  第2〜6回三重の代表作家たち展(〜2012年)
2003年  工芸家の大正、昭和、平成展(その系譜と今をときめく作家たち)

【受賞歴】
1979年  第26回伊勢市展 伊勢神宮大宮司賞
1980年  第27回伊勢市展 伊勢市長賞
1984年  第19回東海伝統工芸展 名古屋市長賞
1988年  第23回東海伝統工芸展 愛知県教育委員会賞
1990年  第10回天展 奨励賞
1991年  第2回芸文協会新人美術展 奨励賞
1992年  第12回天展 奨励賞
1993年  第4回芸文協会新人美術展 佳作賞
1994年  第41回伊勢市展無鑑査 特別賞
2000年  第47回伊勢市展無鑑査 特別賞
2005年  第57回三重県展 岡田文化財団賞
2007年  第38回東海伝統工芸展 名古屋市教育委員会賞
2007年  第59回三重県展 中日新聞賞
2013年  第64回三重県展 優秀賞

【表彰歴】
 平成23年度三重県文化賞 文化功労賞
 平成26年度三銀ふるさと三重文化賞

【収蔵】
 北海道立旭川美術館
平成27年8月7日 詳細
伊勢・志摩地域 小倉 均、小倉 直子 ◇小倉 均
大紀町(旧 紀勢町)生まれ
大学の建築学科卒業後、設計事務所に勤務
1984年 旧 紀勢町にa+s設計事務所 開設
1994年 大台町にa+s設計事務所を移転
1998年 日本ログハウス・オブ・ザ・イヤー 最優秀賞 (瀧原診療所/大紀町)
2002年 大紀町にa+s設計事務所を移転
       ギャラリー上野屋 開業
2013年 三重県建築賞 (伊勢外宮前勢乃國屋 豊恩館/伊勢市)
2014年 古道の宿 上野屋 開業

◇小倉 直子
尾鷲市生まれ
大妻女子大学児童学部卒業
株式会社日立家電 東京営業所に勤務
1976年 煎茶 黄檗東本流 茶名授与
2002年 同・ギャラリー上野屋 開業
2006年 茶道教室「学び舎の会」開設
2007年 茶道裏千家 茶名授与
2010年 茶道裏千家 准教授授与
2014年 同・古道の宿 上野屋 開業
平成27年2月4日 詳細
伊勢・志摩地域 服部 修身 伊勢現代美術館(南伊勢町)館長
伊勢市出身

 小学生の頃に写真に興味を持ち、以後写真を撮り続ける中で美術に惹かれるようになっていった。美術ファンになってからは、多くの美術に触れ、多くを学んだ。その後9年間にわたり名古屋にてギャラリーを経営していたが、次第に県外ではなく、生まれ育った地元である伊勢志摩の地で美術館を開きたいという思いに変わり、2003年4月、南伊勢町五ヶ所浦に伊勢現代美術館を開館。2009年1月には別館となる屋外彫刻館「宇空(うくう)」を開館した。本館2階には若手作家の為の展示スペースを設け、若手作家の支援を積極的に行っている。
平成26年9月19日 詳細
伊勢・志摩地域 中野 結衣  度会郡玉城町在住。彫刻家でありながら、一刀彫作家としても活動している。

【略歴】
1988年  三重県生まれ
2006年  三重県立松阪工業高等学校 繊維デザイン科 卒業
2008年  女子美術大学短期大学部 造形学科 彫塑専攻 卒業
2010年  多摩美術大学 彫刻学科 木彫専攻 卒業

【展覧会】
2008年  木との語らい展 (聖路加国際病院/東京)(2009年、2012年出品)
       みえの20代作家〜アートの交差展〜(松阪市文化財センター)
       女子美術大学短期大学部 卒業制作展 2008
2009年  「乙女荘」展(多摩美術大学 彫刻ギャラリー/東京)
2010年  多摩美術大学 卒業制作展2010
       東京五美術大学連合卒業・修了制作展
       横浜ヴァージンフェスタ2010(大さん橋ホール/神奈川)
       「二人の世界」展 (伊勢シティホテル)(以後、連年出品)
2011年  元麻布モデルルームにて展示 (東京)
2014年  とこわかグループ展 (外宮参道 伊勢菊一)
       YUI NAKANO-exhibition-彫刻と一刀彫(ギャラリーFABulous/東京)

【受賞歴】
・2011年  中部二科展 入選・特選
・2012年  中部二科展 中部二科賞・CBC賞
・2012年、2013年  二科展 入選
・2013年、2014年  中部二科展 特選
平成26年7月24日 詳細
伊勢・志摩地域 橋本 丈男(はしもと たけお) 昭和33年〜 三重大学農学部 卒業
         奈良県立高等学校(2校)に9年間勤務
  
昭和42年〜 三重県立木本高等学校
         三重県立志摩高等学校
         三重県教育委員会事務局
         三重県立聾学校 校長
平成8年   三重県立伊勢工業高等学校校長を最後に退職

平成8年〜平成23年
        退職後、皇學館高等学校・鳥羽高等学校・伊勢学園高等学校の非常勤講師

平成21年  「牛草山を守る会」発足 会長に就任

平成22年  度会町のボランティアガイドに登録

平成23年  「度会町地域資源を守る会」発足 会長に就任

度会町監査委員、度会町総合計画審議会委員、度会町選挙管理委員会委員(現職)、度会町水道水源保護審議会会長(現職)、度会町社会福祉協議会理事 などを歴任。
平成26年5月21日 詳細
伊勢・志摩地域 遠藤美和 グラフィックデザイン・指文字アート
「指文字書家」

1970年 三重県鳥羽市生まれ 
1989年 皇學館高等学校卒業
1991年 名古屋造形芸術短期大学ビジュアルデザインコース卒業
     長屋印刷株式会社企画デザイン室入社(名古屋市)
1997年 フリーデザイナーとなり個人デザインPRINK’M(プリンクM) 設立
2011年 鳥羽ショッピングプラザハローにて初指文字アート展
2012年 松阪まなびの森「森のギャラリー」、愛知県一宮市「Cafe Copain(カフェコパン)」にて指文字アート展
2013年 鳥羽ショッピングプラザハローにて「ヒカリのみちしるべ展」
平成25年11月27日 詳細
伊勢・志摩地域 吉田 賢治 海女を描き続ける「銅版画家」

1951年 名古屋市生まれ 現在、志摩市在住
1975年 愛知県立芸術大学美術学部デザイン科卒業
1990〜1997年 <海外展>トルコ、スペイン、韓国、タイ等
1977〜2009年 <グループ展>磯田皓と10人の作家達展(愛知県美術館)
          現代版画IN NAGOYA(愛知県美術館) 他多数
1975〜2011年 <個展>東京銀座松屋、松阪屋本店、ミキモト 他35回
2013年 <2人展>アトリエ吉季工房 二人展     

【作品収蔵】
トルコ・ディルメンデレ現代美術館(トルコ共和国)
志摩観光ホテルベイスイート
鳥羽市相差町海女文化資料館
平成25年9月19日 詳細
伊勢・志摩地域 山本 真木 1958年  三重県北牟婁郡紀北町生まれ。
       7歳から高校卒業まで伊勢で育つ
1978年  三重県立伊勢高等学校卒業
1982年  女子美術大学産業デザイン科卒業
       TOTO(株)入社 キッチンコーディネ―ターとして勤務
1986年  結婚を機に夫の会社、ヤシマ真珠にて真珠のデザイン・加工をはじめる
2005年〜 年に2回 伊勢と芦屋にてファッションデザイナー石野弘子氏と作品展
2008年  パールジュエリー展(伊勢の河崎蔵)「伊勢まちかど博物館」
2009年  ブライダルジュエリーの制作をはじめる (オランジェ五十鈴の森)
2010年  ハープとパールの会開催(ボンヴィヴァン)「伊勢まちかど博物館」
       ハープ奏者 三宅百合子氏の演奏、パールのコーディネート紹介
2012年  伊勢の伝統工芸展出展(皇学館大学記念館)
2013年  伝統工芸によるアクセサリー展(伊勢丹新宿店)
       ファッションジャーナリスト 生駒芳子氏の企画
平成25年7月18日 詳細
伊勢・志摩地域 大谷 勲 山口県出身 伊勢市在住 紙芝居師
伊勢神宮門前町にある「おかげ横丁」の運営会社伊勢福で、プロの紙芝居師として抜擢され、紙芝居文化に光を当てた語りの達人です。
タレント萩本欽一さんの劇団に所属していたこともあり、軽妙な掛け合いとテンポの良さで伊勢を訪れた人々に「笑いと感動」をお届けする街頭紙芝居師をご紹介します。
平成25年5月17日 詳細
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