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みえの文化びと詳細

地域 中勢地域
名前 長田 驍・長田 郷

長田 驍さん
長田 驍さん

プロフィール 長田 驍 
 昭和13年10月10日生まれ
 昭和16年 3歳にて 仕舞「老松」で初舞台。7歳のときに「小鍛冶」を舞う。
 昭和21年 十四世宗家喜多六平太師の内弟子となる。
 昭和32年 「猩々乱」を披き職分となる。
 平成10年 津市文化賞を受賞
 平成13年 国の重要無形文化財能楽総合指定認定者となる、
 平成15年 三重県民功労賞受賞
 東海3県などに於いて能楽の普及、後継者育成に力をいれる。
 能楽協会名古屋支部員。日本能楽会会員。

長田 郷
 昭和46年11月4日生まれ
 昭和49年 仕舞「老松」で初舞台。
 現在、能楽協会名古屋支部理事
記事  長田 驍さんは、愛知県新城市で生まれ、能楽関係の仕事に携わっていたお父さんと一緒に幼いころから修行し、小さい頃から芸を仕込まれ、3歳で初舞台に立ちました。。
 以来70年能楽一筋に打ち込んできました。能楽は、700年の歴史ある芸能文化ですが、長田さんが取り組んでいる喜多流は、約400年の歴史で継続されており、とくに藤堂高虎が愛好したこともあって津にもその基盤ができていたそうです。
 長年の厳しい修行を積み込み、国の無形文化財に認められるまでになりましたが、これまで、一度もやめようと思ったことはなく踊れば踊るほどに能が好きになっていたといいます。確かにスランプの時期もあり、詠い本も見たくないときもあったそうですが、日々の稽古を重ねるうちに乗り越えることができたといいます。
 息子さんの郷さんは、お父さんの驍さんから幼いころより厳しく仕込まれ、育てられたそうです。お父さんは、ひじょうに怖い存在に感じていたといいます。
 高校を出る頃に、別の世界での生き方ものぞいてみたいと、離れてみたときもあったそうですが、お父さんや師匠たちの舞台をあらためて見たとき、その芸のすばらしさに心を打たれ、「自分が小さい頃から仕込まれてきたものに間違いがなかった。」「自分の生涯をかけて、自分の意志でやってみたい。」と強く思ったといいます。
 津市では、4月下旬にお城公園で薪能が、9月下旬に北畠神社境内で霧山薪能を開催しています。松阪公園、伊勢神宮、伊賀上野城広場などでも定期的に公演しています。
 近日では、9月29日(土)に伊賀上野城本丸広場で、10月26日〔金〕に名古屋能楽堂で、10月27日(日)に長野県木曾町木曾文化公園文化ホールで公演が予定されています。
 また、能が決して堅苦しいものではなく、昔から誰もが楽しく接してもらえるものであることを伝えようと、センターパレスや安東支所で子ども教室を、橋北公民館では大人を対象に教室を開き普及に努めています。
長田 郷さん
長田 郷さん
公演の様子
公演の様子
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 〒514-2221 津市高野町3351-46
 電話 059-230-0697
    090-7917-3564
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登録日 平成24年10月3日

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