みえの文化びと詳細
| 地域 | 伊勢・志摩地域 |
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| 名前 | ユッコ・ミラー（本名：大西 由希子）
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| プロフィール | ユッコ・ミラー（本名 大西由希子）さんは、三重県伊勢市生まれ、現在は東京都在住のジャズサックス奏者です。３歳よりピアノを習い始め、皇學館高校入学後に見学で訪れた吹奏楽部で、アルトサックスと出会います。初めて音が出た瞬間、衝撃が走り、「世界で活躍するプロになる」と決めたと言います。高校時代は食事・睡眠・授業を受ける以外はサックスの練習に明け暮れる日々を過ごします。ジャズ理論、作曲、編曲、インプロヴィゼーション（即興演奏）などジャズ全般を学び、１９歳でプロ活動を開始します。 エリック・マリエンサル氏、河田健氏に師事。国内外の著名なプレイヤーと共演、レコーディングを行うとともに、数多くのライブ、コンサートに出演。積極的に音楽活動を行っています。２０１６年にメジャーデビューし、初のアルバム「YUCCO MILLER」を発表しました。 また、三重県主催の「みえ国際ウィーク２０１７」講演会＆パネルトークのゲストとして招かれました。 |
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―ユッコさんはどのような高校時代を送りましたか。また、高校生活を通して一番変わったことを教えてくださいー 友だちに誘われて見学に行った吹奏楽部でアルトサックスに出会いました。入部を決めて、サックスの練習に夢中になりました。はじめはなかなか音が出せませんでした。でも、音が出た瞬間「やっと私の武器になるものに出会えた」「私にはこれしかない」「世界で活躍するプロになろう」と決めました。６時から学校に行って朝練をして、昼休みは音楽室で、放課後はクラブ活動で練習をしました。「演奏は人に聴いてもらわないと意味がない」と思ったので、クラブ活動が終わった後に、学校には内緒で宇治山田駅（三重県伊勢市）周辺で路上ライブ活動をしました。演奏を聴いていた人から１２０円をもらったことがとても印象に残っていて、生まれて初めてのギャラとして今でも大事にとってあります。 一番変わったことは、サックスという楽器に出会って性格や行動が「積極的」になったことです。高校に入るまでは、引っ込み思案で思っていることを相手に伝えられない性格でした。でも、サックスに出会い、今思えば怖いもの知らずでしたが、高校３年生の時にグレン・ミラー・オーケストラが日本ツアーで伊勢市に来た時に、団員が外に出てくるのを待って、自分の演奏を直接聴いてもらいました。これが縁となり、２０１６年の来日公演で特別ゲストとして招待されて、コンサートに参加させていただきました。 ―卒業後は、どのような活動をされましたか― １９歳からプロ活動を開始しました。音楽学校への進学も考えましたが、いろいろな事情が重なって実現しませんでした。でも、日本で音楽活動をしながら世界一の技能を持った人に教わりたいという強い気持ちを持ち続けていました。大阪の楽器店でエリック・マリエンサル氏が日本に来ることが分かった時は、楽器店の店長からプロモーター（主催者）の連絡先を聞いて、個人レッスンを申し込みました。プロモーターからはあっさり断られてしまったのですが、諦めずにコンサート当日に本人に会いに行きました。そうしたら本当に会えてしまったのです。「レッスンプリーズ！」とお願いしたら、３時間の個人レッスンを受けることができました。エリックから「日本人はとても器用でうまいプレイヤーが多いけれど、個性が伝わってこない。ユッコは自分のサウンドを作って欲しい。ユッコにしか出せない音が出せるように。」とアドバイスをもらいました。これが転機となって、演奏はうまいだけではだめで、音を聴いてユッコの音だと分かってもらえることが重要だと気がつきました。 ―サックスと出会い、積極的な行動をするようになったユッコさんを見て、ご家族はどのような反応でしたかー 小さいころは勉強やしつけにとても厳しかった母が変わりました。サックスに出会って本気で練習に取り組む姿や、思った演奏ができるようになり、自信がついて性格が明るくなっていくユッコの姿を見て、口を出すのではなく静かに見守ってくれるようになりました。 さらに、目標ができて夢に向かって頑張るユッコを見て、全面的に応援してくれるようになりました。娘が人前に出て目立つことを恥ずかしいと思っていた父も、今では母と一緒にユッコのライブを見に来てくれるようになりました。両親は一番の理解者です。 ―出身地である三重県そして伊勢への想いを聞かせて下さいー まず、ライブツアーでは、ぜひ地元の人に聴いてもらえるように三重県公演を入れるようにしています。 他には、大阪で活動したり東京で暮らしたりしてみて、伊勢の言葉（方言）には特徴があることに気がつきました。伊勢の言葉はゆったりしていて独特のイントネーションがあってとても心地よいです。温かみがあるというか。うまく表現できませんが、伊勢の言葉を聞くとほっとします。また、伊勢の「和」を感じられる街並みも大好きです。伊勢で感じる「和」をイメージして作った曲もあります。 ―ユッコさんにとってジャズとはー ジャズは自由な音楽です。自分の好きなようにアレンジして演奏できるのが魅力です。ミュージシャン同士でコミュニケーションを取りながら、今思っていることを表現したり、お客さんと一体感を感じたり、お店の空気感を味わったりすることができます。生き物のような音楽だと思います。 ―今後についてー 人生は一度きり。すべてのチャンスをものにして、自作曲でグラミー賞をとりたいです。 他には、レコーディングをしたアメリカに行って、日常にジャズがある生活環境に身を置いてみたいです。 音楽は、落ち込んでいる人を元気づける力を持っています。私のサックスで元気を与えられたらと思います。ジャズの素晴らしさを広く知っていただけるように、様々なメディアに出演しながら、音楽活動を続けていきたいです。 ユッコ・ミラーさん 取材時の様子 「みえ国際ウィーク２０１７」講演会の様子 |
| 問い合わせ先 | 【住所】所属事務所 株式会社 ゼロクリエイト 〒150-0011 東京都渋谷区東２-１７-１２バーシモン・チバ５０１号 【電話番号】 ０３-６４２７-９８４７ |
| nakamura@zero-create.com | |
| ホームページ | http://yuccosax.com |
| 取材機関 | 三重県南勢志摩地域活性化局 地域活性化防災室 総務生活課 電話番号：０５９６-２７-５１１１ E-mailアドレス：mbunka@pref.mie.jp |
| 登録日 | 平成29年8月4日 |
