指定区分 | 県 |
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指定種別 | 天然記念物及び名勝 |
指定・登録日 | 2003(H15)年3月17日 |
市町 | 熊野市 |
所在地 | 熊野市育生町赤倉字大仁倉 |
所有者 | 個人 |
員数 | - |
構造 | - |
年代 | - |
関係サイト | - |
関連資料 | - |
三重県南部の尾鷲市から和歌山県那智勝浦町にかけての地域は、地質学上、西南日本外帯に位置し、新第三紀中新世の火成岩(熊野酸性岩)が広く分布する。大丹倉は、熊野酸性岩の一部を構成する神ノ木流紋岩(りゅうもんがん)の、高さ200m以上、水平距離数百mにわたる巨大な急崖であり、熊野市南西部の尾川川右岸に位置する。 崖の表面は流紋岩中に含まれる赤鉄鉱(せきてっこう)のため赤みを帯びており、崖全体として一種独特な景観を呈している。また、台地状になっている崖の上からは河川が刻み込んだ谷や周辺の山々を一望することができ、地質学上のみならず、景観としても貴重なものである。 |