指定区分 | 国 |
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指定種別 | 天然記念物 |
指定・登録日 | 2011(H23)年9月21日 |
市町 | 松阪市 |
所在地 | 松阪市嬉野合ヶ野町・嬉野矢下町の中村川の一部 |
所有者 | 三重県(河川管理者) |
員数 | - |
構造 | - |
年代 | - |
関係サイト |
ネコギギ(文化財情報データベース)
ネコギギ保護管理指針 |
関連資料 | - |
ネコギギは、ナマズ目ギギ科に分類され、伊勢湾・三河湾に流入する河川にのみ生息する、日本固有の淡水魚で、分類学上あるいは生物地理学上貴重な種として、昭和52(1977)年に地域を定めない国の天然記念物に指定されている。 本生息地は、三重県松阪市を流れる雲出川水系中村川の中流に位置する。 平成21年の三重県教育委員会による調査で、当該河川で延べ1020個体が目視により確認され、約1700個体が生息すると推定された。ネコギギの隠れ場所となる巨礫(きょれき)等が多く、河川改修等もほとんど行われておらず、好適な生息地が維持されている。 また、地元の中村川漁業協同組合がネコギギの密漁防止パトロールを自主的に実施するなど、地域住民の本種に対する保護意識も高い。 ネコギギが高密度で多数生息し、生息環境も良好な状態で維持され、地域住民の保護意識も高い、有数の生息地であることから、地域を定めない国の天然記念物に指定されている貴重なネコギギについて、さらにその生息地を天然記念物に指定することで、一層の保護を図るものである。 |