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俳句のくに・三重
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三重県内の句碑一覧
地域から探す: 津
佛恩に浸る銀杏の大緑蔭
千部読む花の盛りの一身田
聞たいも病むひとつなり時鳥 初雪や頂いて行く路て行
臥所の上山が晴れるばかし山の蔦
此駒をとへは卯の花月毛かな
眉掃を面影にして紅粉の花
蓬莱に聞かばや伊勢の初たより
蓬莱に聞かばやいせの初たより
こののちの幾秋風の松ならん
月の夜の何を阿古木に啼く千鳥
遠花火海の彼方にふと消えぬ
若き日のけふを荒波にも泳ぐ
生徒らと五月の朝の窓あけて
弥陀佛のみやげにとしを拾ふかな
巨き船出でゆき蜃気楼となる
古城址の池くれなづむ花あかり
百羽率いて先達の雁さびしからむ
ひろびろと霜曼陀羅の芭蕉かな
己が空洞に落葉ささめく椋大樹
日の厳山あきつの翅もひひくへし
道端の木槿は馬に喰れけり
躬やことし高野にならば花の春
日光を見し眼にあかず千松島
咲かへる花のかほりを紀念かな
その恵み今に流れて稲田水
み恵みに生きながらへて喜寿の春 るり光でんにねはんゑをがむ
可布多かと 松に一声 敦公
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