Back
俳句のくに・三重
Top
三重県内の句碑一覧
地域から探す: 鈴鹿・亀山
雁ゆくかたやしろ子若松
菜の花や釈迦の歩みし右左
揚雲雀この丘佳しと天に告ぐ
山寺に線香もゆる春日かな
寝釈迦像人天蓋の下なるかな
分け入っても分け入っても青い山
日の丘に立ちて寥朗の秋を見る
菩提樹の緑有縁に蔭與ふ
舟漕いで海の寒さの中を行く
潮浴びて海なき懸へかへりゆく
噴水高揚る水玉が水玉追ひ
虹の環を以て地上のものかこむ
寺の古び月夜のけふのごときはなし
花の香のたえぬ恵みの御堂かな
雁ゆくかたや白子若松
橙や伊勢の白子の店ざらし
本堂のみ佛の燈も雛の宵
一湾の潮しづもるきりぎりす
天人もおりよつつみの浦の夏
海に出て木枯帰るところなし
春なれや名もなき山の薄霞
いくたびもしぐれし日の庭に立つ
人の世の夢を描きて走馬燈
くぐり門押せば開くなり寒げいこ
ほっしんの初にこゆる鈴鹿山
Copyright (c) 2012 Mie Prefecture