資料詳細

東海道分間絵図

項目 内容
資料番号 JR0000874
資料分野/分類 人文系/考歴美/歴史資料
資料名
個別資料名 東海道分間絵図/とうかいどうぶんげんえず
資料形態 実物/完存
資料類別 絵図・地図
時代 江戸
和暦・西暦
指定等
作者名
付属品 桐箱(後補)
形状形態 巻子装
材質 楮紙
用途
付属品計測値
国内/国外
地域 京都府
備考
資料解説 五街道の筆頭として江戸と京大坂を結ぶ陸上交通の大動脈であった東海道の全道中、江戸―京都間126里6町1間を「三分壱町之積り」つまり約12000分の1の縮尺で描いた絵図です。作者は、正確な江戸図『江戸分間図』を作成した遠近道印(おちこちどういん)で、浮世絵師菱川師宣が道中風俗画を書き加えています。一般には元禄3年(1690)の初版以降、木板摺りの折本五帖構成のものが流布していますが、当館所蔵のものは肉筆で、丁寧な彩色が施された太い巻子仕立てです。街道を中心に町並・寺社・一里塚などと背後の風景が描かれ、街道筋の宿場名・村名、また要所には方位や枝道、路程などが丁寧に書き込まれています。
 三重県内の東海道の様子は、絵図の後半に描かれています。桑名では海に突き出す桑名城と、七里の渡しを行く大きな御座船や物資輸送の小型船、四日市・石薬師・庄野の道中には、鈴鹿の山並みを背景とする町並みや松並木の間を旅姿の武士や庶民など、亀山では亀山城と街道に置かれた江戸口門や京口門、亀山・関間には挟み箱・毛槍を先頭に、鉄砲隊・弓隊以下の参勤交代の長い隊列を組んだ大名行列、さらに坂下からは険しい鈴鹿峠が、精緻な筆づかいで描かれています。その中でも、桑名と亀山の街道内に書き込まれた細く屈曲する経路は、実際の街道を縮尺して描いたものと思われ、現在の街道復元地図や旧街道の現状と比較してもかなり正確に描かれています。東海道の測量絵図としては、文化3年(1806)に幕府道中奉行によって製作された『五街道分間延絵図』が有名ですが、それより100年以上も前につくられたこの絵図は、三重を通っていた江戸時代前期の東海道のさまざまな景観や旅する人々の様子を、現代の私たちに、可視的な姿で物語ってくれます。
閲覧可否 閲覧不可