資料詳細

御進物之覚(七月三・四日)

項目 内容
資料番号 JR0000468-0003003
資料分野/分類 人文系/考歴美/古文書
資料名 伊藤又五郎家文書/いとうまたごろうけもんじょ
個別資料名 御進物之覚(七月三・四日)/ごしんもつのおぼえ
資料形態
資料類別
形状装丁
現状原・改装
時代
和暦・西暦 7月3・4日
指定等
差出(作成者) 「花押(高虎)」
差出(宛先者)
端書など
付属品 包紙
形状 竪紙
料紙
綴紐
綴目
丁数
付属品計測値
国内/国外 国内
地域
備考
資料解説  (年未詳)7月3日付で初代藩主・藤堂高虎に提出された贈答品の目録である。受け取った高虎は「品々は届いた、祝着であると町中に申し渡せ」という旨と花押を認め、差出人へ返却したので、差出人の子孫宅に残った。高虎の花押入りの目録は、本文書群に9通存在する。
 本史料には「かつほ」(鰹)、「かます」、「料足」(銭)、「さうめん」(素麺)、「しい竹」(椎茸)、道明寺(餅米を粗くひいた食品)といった品が記される。椎茸は今でこそ栽培ものが容易に手に入るが、元来は天然の高級食材だった。別の目録には、アワビも記される。これらの多くは、現在の県内で採れたものだろう。
 食品以外では、夏用の衣類「もしかたきぬ」(綟子(もじ)肩衣(かたぎぬ))が贈られている。別の高虎書状では「津もし」(津綟子)贈答の礼が述べられている。津綟子とは、特殊な織り方をした麻布で、津周辺の名産品だった。初見は高虎の没後1645(正保2)年成立の「毛吹草」という本の記事とされていたが、少しさかのぼる資料が本文書群に存在したことが分かった。ここに記されている「もしかたきぬ」も津綟子でできた品だろう。
 なお、津綟子は廃れ、残った実物も二、三例しか確認されておらず、半ば幻となっていたが、三重県総合博物館には寄贈を受け、県指定文化財にもなった藍染めの津綟子の肩衣(JR0000800) が納められており、具体的な姿が理解できる。
閲覧可否 要予約