資料詳細

度会貞能款状

項目 内容
資料番号 JR0000527
資料分野/分類 人文系/考歴美/古文書
資料名
個別資料名 度会貞能款状/わたらいさだよしかんじょう
資料形態 実物/完存
資料類別 古文書
形状装丁 掛幅
現状原・改装 改装
時代 室町、室町
和暦・西暦 天文19年7月日/1550
指定等
差出(作成者) 権祢宜度会貞能
差出(宛先者)
端書など
付属品
形状 竪紙
料紙 楮紙
綴紐
綴目
丁数
付属品計測値
国内/国外 国内
地域
備考
資料解説  伊勢神宮神官の款状(かんじょう)。款状とは「自己推薦状」のような嘆願書で、官位や恩賞などを望む際に提出された。神宮神官の款状は、記録の中に写しが残されている場合もあが、叙位が達成されれば必要なくなるためか、神宮の歴史の長さに比べて款状の原本は非常に少ない。
 本資料は、当時正六位上であった外宮権祢宜度会貞が「五品栄爵」つまり従五位下への昇進を願ったものである。款状はまず、両宮の祢宜庁、宮司を介して京の祭主の元へ届けられた。それに祭主が書状を添えて朝廷へ提出し、奏聞、勅許を経て薄墨色の宿紙(しゅくし)に書かれた「口宣案」(くぜんあん)が出され、任命される。本資料の右上に別筆で書かれた「祭主二位申」は、当時の祭主大中臣朝忠からの申請であることを款状を受け取った朝廷の担当官がメモした文字で、この款状が当時、実際に朝廷に提出、処理されたことを示している。
 度会貞能は、天正6年(1578)の外宮の遷宮記録に名があり、「檜垣善五郎」を名乗っていたことが記されている。檜垣家は、松木家などとともに外宮の一祢宜なども輩出した家柄で、江戸時代後期に編纂された『考訂度会系図』によると、貞能は、款状が出された同月の7月22日にめでたく叙爵されている。後にはさらに2階級進んで正五位下に任じられ、名も「貞信」と改め、名乗りも「善五郎」から「宮内」を称し、慶長15年(1610)、62歳で没したと記されている。
 ただ、系図の没年齢から逆算すると、貞能はわずか2歳足らずで叙爵されたことになる。また正六位上はさらに若年であったことは確実であり、系図の没年齢が誤っている可能性も考えられる。
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