資料詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 資料番号 | JR0001601 |
| 資料分野/分類 | 人文系/考歴美/考古資料 |
| 資料名 | |
| 個別資料名 | 押出仏 (菩薩立像)/おしだしぶつ(ぼさつりつぞう) |
| 資料形態 | |
| 遺跡名 | 鳥居古墳 |
| 遺構層位 | 石室内 |
| 時代 | 奈良、奈良 |
| 和暦・西暦 | |
| 指定等 | 県指定有形文化財 |
| 材質 | |
| 形状 | |
| 付属品 | |
| 付属品計測値 | |
| 国内/国外 | |
| 出土地 | 津市鳥居町 |
| 資料解説 | 鳥居古墳出土。 鳥居古墳は津市鳥居町にあり、かつては愛宕山古墳と呼ばれていた。明治期には既に知られていたようで、1893(明治26)年に鉄道敷設で墳丘の一部が破壊された。その後、地元の郷土史研究者による小規模な発掘もあったが、あまり注目されることもなく次第に荒廃していった。 だが、1963(昭和38)年、当時の三重県立博物館が中心になって発掘調査を行い、土師器(はじき)や須恵器などと共に押出仏とせん仏を発見、広く知られるようになった。 押出仏とは、半肉彫りにした鋳造原型の上に薄い銅板を当て、打ち出して像を浮き出させたものだ。どちらも一つの型から像をたくさん作ることができ、表面を金色に仕上げることが多い。 鳥居古墳から発掘された押出仏は、長く土中にあったため腐朽しており、周辺の土と共に取り出されて保管されていたが、73年に保存処理が施された。その結果、10点が土と分離され、蝶番(ちょうつがい)などの金具や断片も77点確認された。2002年には押出仏とその破片などとせん仏1点が県有形文化財(考古資料)に指定された。鳥居古墳の石棺と石室の一部は、三重県総合博物館のミュージアムフィールドに移されている。 損傷が激しかったため、残念ながら完形の押出仏はないが、種類は多く、ふっくらとした丸顔の如来坐像や二つの如来像が並んで坐(すわ)る周囲に千体仏を表した像など、他に例のない珍しいものも含まれている。 鳥居古墳出土の押出菩薩(ぼさつ)立像は、富本銭の鋳造で知られる奈良県の飛鳥池遺跡から出土した仏像の鋳型をもとに制作された可能性が高いことが分かってきている。 これらの押出仏・せん仏は、当初から古墳に納められたものではなく、後世に損傷した状態で入れられたものではないかと考えられており、制作年代は7世紀末~8世紀と推定される。伝来や当初の安置状況などよく分からない点もあるが、この地域における仏教文化の広がりを示すものとして、考古学や美術史の上でたいへん貴重な資料だ。 |
| 備考 | |
| 閲覧可否 | 要予約 |