みえの文化団体詳細

熊野古道語り部友の会

項目 内容
地域 東紀州地域
団体名 熊野古道語り部友の会
プロフィール 平成11年3月、会長の花尻薫さんと6人の有志により、「熊野古道語り部友の会」が発足する。
現在は204名の会員がおり、峠道を含む全18コースごとに配属された責任者を中心に、各コースを専門とする語り部がいる。
定期的に語り部ガイド養成講座、総会、研修会を開き、紀北、紀南両地域の語り部同士の相互交流をはかるとともに東紀州全域に渡る熊野古道を中心に歴史、自然、文化の調査、研究を行っている。
記事 <熊野古道伊勢路が全国的に知られるまで>
 伊勢神宮より熊野速玉大社、熊野本宮大社へとつながる熊野古道伊勢路。平成16年7月に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産登録を受けてからは、全国各地から人が歩きに来るようになり、知名度も高くなってきました。しかし、この熊野古道伊勢路という歴史の道が世間に知られるようになったのは、ここ10年以内のことです。それ以前は、一部の峠が地元小中学校の遠足などで歩かれていた程度で、熊野に通じる一本の道という考えは皆無に等しかったです。そんな熊野古道伊勢路が脚光を浴びるに至るまでは、有志を中心とした地元民の熱い思いと、血のにじむような努力がありました。今回は、数ある熊野古道関係の団体の中でも、東紀州全域にわたり、熊野古道および自然、歴史、民俗など各分野の調査研究活動をしている「熊野古道語り部友の会=花尻薫会長」を紹介します。

<熊野古道語り部友の会の歴史>
 熊野古道語り部友の会会長の花尻さんは、30年以上前から熊野地方の歴史、自然を調査研究されており、昭和52年6月に熊野古道語り部友の会の前身に当たる「熊野古道を守る会」を発足させ、地元住民に古道の魅力、それに保全の必要性を伝えるため呼びかけを行ってきました。昭和56年3月に波田須の道が三重県指定文化財に、昭和57年~60年にかけて松本峠、大吹峠、二木島・逢神坂峠、曽根次郎阪太郎坂にてウォークイベントが行われるなど、熊野市内の古道が徐々に広く知られるようになると同時に、多くの人が古道の良さを伝え、保全することの大切さに気付きはじめました。 平成9年には「第1回熊野古道ガイド養成講座」が開かれ、翌年の5~6月にかけては、1ヶ月で4回のガイド養成講座が行われました。 
平成11年、旧紀伊長島町から紀宝町に至る、東紀州8市町村(現在では5市町)全域にわたるイベント『東紀州体験フェスタ』が開催されるのを前に、熊野古道の知名度が急速に高まり、県内外から多くの人が訪れるようになりました。東紀州、そして熊野古道伊勢路に訪れる人たちに、古道の歴史、沿道の自然や文化を伝えられる語り部を養成し、また東紀州全域に至る相互交流を深めるため、平成11年の3月、花尻さんと有志6人が中心となり、「熊野古道語り部友の会」を発足させました。発足から9年間で、20回を越える語り部ガイド養成講座、郡上八幡、奈良、中仙道などへの先進地視察、総会や交流会を定期的に行い、結成当時165名だった会員は平成20年2月現在、204名となっています。現在は、熊野古道全域で使用できる、熊野古道語り部友の会専用のカード式マニュアルを作成中です。 現在、東紀州内を通る熊野古道は、大きく18のコースに分けられており、各コースに責任者が配属されています。その責任者を中心に、そのコースを専門とする語り部がおり、春、秋を中心にやってくるハイキング客を案内する形になっています。語り部の中には、自然誌分野、歴史分野、それにアウトドア愛好者など、皆様々な分野に長けており、同じコースでも、語り部によって全く違った方向でそのコースを学ぶことができます。この「熊野古道語り部友の会」は、平成19年11月20日、東京国際フォーラムの地方自治法施行60周年記念式典で地方自治功
団体として法務大臣より表彰されました。
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登録日 2008/02/27