みえの文化団体詳細

吟詠剣詩舞(ぎんえいけんしぶ)「神奈備会(かんなびかい)」(本部・四日市市)

項目 内容
地域 北勢地域
団体名 吟詠剣詩舞(ぎんえいけんしぶ)「神奈備会(かんなびかい)」(本部・四日市市)
プロフィール 平成14年、同会会長、一木翔雲氏を中心に仲間数人で発足。
 現在、県内4カ所(四日市市、津市、鳥羽市、菰野町)に教室があり、春、秋の神社奉納、市町の文化祭への参加等の活動を行う。
 また古海副会長による神話、民話のかたり活動も行っている。現在会員は20数名、うち20代、30代が半数を占めている。
記事 ▼日本の精神(こころ)
 神奈備とは、万葉集に23例の和歌があり、祝詞の中にも記載がある古語である。「神の居られる山や川等、神々の鎮まれる所」を意味する。
日本人が永く自然とともに生きてきた現れであり、神奈備会はこの原点を大切にしている。
 稽古は準備運動にはじまり、作法である刀法(居合)に進むとそれまでのざわめいた心が不思議に静まっていくそうだ。まさに武士道の実践である。
取材では扇を使った詩舞の「宝船」「敷島の」、剣を使った「川中島」「金剛山」をご披露いただいた。
 凛と張りつめた道場に清々しい空気があふれた瞬間だ。
日本古来の文化にふれたい、健康のためにやりたい、海外旅行をした時に誇れる日本文化として紹介したい等、会員の入会時の動機は様々であるが、稽古を重ねていくうちに人間本来のあるべき姿に気づかされるそうだ。

▼抑制の美学
 漢詩や和歌に込められた精神性を読み解き時代背景を理解する、礼節を重んじた伝統芸能である。西洋舞踊のように心情のすべてが体の動きによって表現されるのではなく、素の美しさ、削ぎおとしの美しさ、にじみ出る内面の美を表現する、心の高貴さを磨く芸術である。

▼日本の再生へ
 昨今の日本は経済だけが優先されてきた結果、教育の荒廃や日本人としての誇りの欠如が危惧されて久しい。
「日本の精神(こころ)を次の世代へ伝えることが私達の役目」と一木会長をはじめ古海副会長らの想いは熱い。古武道の作法と舞いによって表現される日本人の伝統的美意識は世界に発信出来るすばらしい舞台芸術である。
 日本の再生をねがう神奈備会は、現在菰野町湯ノ山に本部道場を建てる計画を進めている。
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登録日 2007/07/02