みえの文化団体詳細

智積自然の会「メダカの学校」

項目 内容
地域 北勢地域
団体名 智積自然の会「メダカの学校」
プロフィール 地域住民の熱い思いが造りあげた初瀬ビオトープの谷『メダカの学校』 

★きっかけは・・・・・
著しい経済発展で開発された森林や田畑は、いつの間にかふるさとの景観を様変わりさせてしまいました。
かつて、智積(ちしゃく)(四日市市智積町)にはメダカが泳ぎ、トンボが飛び交うふるさとの原風景がありました。
自然の会の活動の発端となるのは、平成7年、勢和村(現多気町)の土地改良区と智積自治会との交流から始まり、メダカの学校を視察したことがきっかけでした。
「先祖から預かった美しい里山の自然をもう一度取り戻そう」
「子供や孫に、あの懐かしい智積の風景を我々大人達からの贈りものとしよう。それをみんなで守り、育てよう」と気運が高まっていき、自然の会を中心とした地元の人々がビオトープの建設構想に立ち上がったのは平成11年のことでした。
記事 ★強い絆とパワー全開・・・・・
地元では早速、住民らの合意と協力、初瀬の休耕田や山林の無償提供の申し出、また有志ら28人衆(地元ではこう呼んでいた)による手弁当での作業にとりかかりました。
道もなく機械も入らない、大きな岩をのけるのも、倒木を運ぶのもすべてが人力だけの厳しい作業だったようです。
 草刈り、伐採、溝造り、道路の整備など得意な分野を出来る者が出来る範囲でやる。
 無理強いはしないが誰も手を抜かない、と、当時を振り返ります。
 「全員親方、全員働き手」
対等な関係は、当時も今も強力な心の絆に支えられているのだそうです。
 昔から「智積のいっとき」という言葉があり、団結力の強さと地域全体の心意気を表しているとのことです。
 時には地元特産の筍飯を、陰の協力者でもある奥様達が炊き出してみんなに振る舞われ、初瀬の谷には、高らかな笑い声が響き、活気あふれる毎日だったのです。

★モットーを貫く・・・・・
 「他人に任せず、行政に頼らず、自分の手で汗をかこう」
 これが自然の会のモットーであり、今も毎月第2日曜日は自主的な保全活動が続いています。
 近隣地域には団地造成が進み、新興住民が桜地区全体の6割を占めるまでになっていますが、この活動への参加が徐々に増えているそうで、豊かな自然と、小動物がともに暮らせる環境づくりに協力を惜しまない活動が広がっています。
 
★子供の歓声、憩いと安らぎ・・・・・
 田んぼ作りをやっていた3年間は、田植え、草取り、稲刈り、収穫祭、住民総出の餅つき大会まで、収穫の喜びを共有していました。
 今は田んぼは出来なくなりましたが、水辺の花や生き物たちに出会える場として子供から大人達にまで親しまれており、四季折々訪れる人々に喜ばれています。
 
人も生き物も大自然に調和して伸びやかに命を謳歌する姿がここにはあると実感します。
問い合わせ先
e-mail
ホームページ http://www.sakuracom.jp/~ikiiki/medaka/index1.htm
取材機関
登録日 2006/09/07