みえの文化団体詳細

五百羅漢の案内人

項目 内容
地域 北勢地域
団体名 五百羅漢の案内人
プロフィール  菰野町竹成地区の大日堂境内に様々な形と表情豊かな石仏、五百羅漢469体が土を盛り上げた山に肩を寄せ合うように並んでいます。大日如来・五百羅漢ともに県の文化財に指定されています。毎年4月第2日曜日は大日如来堂の例祭、5月5日は藤祭りの茶会で大勢の参詣者や観光客で賑わい、菰野町内の人気スポットとして注目を集めています。

 この地域の“宝”を未来へ引き継ぐための保全活動と情報発信に熱心に取り組む4人の案内人がいます。
 生まれも育ちも地元竹成地域の伊藤功一さん、岩花和正さん、松岡正克さん、水野利成さんで、郷土愛の熱い方々です。
記事 ◇活動内容は・・
 本来真言宗は檀家を持たない宗派といい、大日如来堂も竹成地区の人々がずっと守り続けてきました。現在4人は地区の役員と、観光協会の役員も兼ね、訪れる人々に「羅漢さんの由来や大日堂と神端和尚の解説を自分たちの言葉で語り、心を込めて案内しています」と、仲間を代表して伊藤さんは語ります。

 「大日如来」「五百羅漢」のほかにも、「竹成米」が明治40年全国銘柄作付面積3位の栄誉に輝いたことを記す顕彰碑の解説、また「火の見やぐら」、樹齢250年に及ぶ「藤の木」の保存活動の話など、解り易い説明を心がけていると言います。
 解説を聞かれた方から、「身近なことなのに全く気付かず過ごしていた。説明を聞いて初めて知り、郷土への愛着と誇りが深まった。これからも大切に守っていってほしい」とエールを送られた時、多くの人との出会いや共感がうれしいと伊藤さんらは喜びを語ります。
 近頃はこうした地域の魅力と文化、人情に触れる“ゆる旅”の人気が高まり、滋賀県や愛知県からの団体客も増えています。
 「行楽シーズンには1か月に500人から1000人ほどのお客さんが来られ、案内人の出番は増え続けています」とうれしい悲鳴。また、岩花さんは「土日はいつでも案内できるようにプライベートの外出を控え“待機“していることが多いです。家族からは”お父さんの勤務場所“とからかわれることも・・」と苦笑い。案内優先の日々も今では楽しみに変わっているようです。

 今年で案内人歴10年目に入る伊藤さんと岩花さんは、後継者の育成も視野に入れ活動しています。「子供たちの夏休みの自由研究で取り組んでもらい、町内を知ってもらうきっかけとしたり、菰野町に赴任された先生たちの教材で町内の文化資産を深く知ってもらいます」と工夫とアイデアを活かします。

 「毎月地区の事業として草刈りや剪定、清掃など地域一帯となった保全活動を、行政、老人会、自治会、家族の協力に支えられてこれまで続けられたことに感謝しながら、郷土の文化資産を守り続けていきたいと思っています」と決意を表してくださいました。
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登録日 2013/06/18