みえの文化団体詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 地域 | 東紀州地域 |
| 団体名 | おわせ陶の会 |
| プロフィール | 代表:北村 豊文(きたむら とよふみ)さん 1982年設立 メンバー:40名 【主な活動】 毎週「火・日」の午前、午後「月・水・金・土」の午後に開房しており、毎年5月には「おわせ陶の会作陶展」を11月には尾鷲市民文化展にて作品発表を行っています。 春季と秋季には陶芸の有名な地域への研修を行っています。 また陶芸文化の普及の為尾鷲市内の小中学校や公民館での講座を行うなど積極的に活動しています。 |
| 記事 | -おわせ陶の会のあゆみとこれから- 尾鷲市の中村山の中腹にある「おわせ陶の会」中村山陶房を訪ねました。1階には大きな窯が2つと焼くのを待つたくさんの作品が棚にならべられており、2階の作陶室では真剣に作品づくりに取り組む方々の姿と窓からは青く美しい尾鷲湾が望めました。古くより陶芸が盛んな地域とは違い、陶芸文化の素地のない尾鷲で「おわせ陶の会」を立ち上げたきっかけとこれからについて代表の北村豊文さんと設立当初からの主要な会員である太田好文さんにお話しを伺いました。 1979年千葉県出身の陶芸家、美崎光邦さんが尾鷲を気に入り窯を設け、陶芸教室を始められました。しかし1982年 美崎光邦さんが本拠地を千葉県に移す事となり、陶芸教室は閉鎖になってしまいました。けれどその事をきっかけに生徒であった太田好文さんとその同志達6名が一念発起し、尾鷲に陶芸の普及と陶芸文化の振興を目的に陶芸同好会を立ち上げました。これが「おわせ陶の会」の始まりとなりました。 その当時は決まった工房はなく太田好文さんや同好会の会員の自宅などで運営しておりましたが1985年頃には会員が増えて大きな窯と場所が必要となり、尾鷲市内に陶芸工房をつくろうという事になりました。その事を知った、故村田勝二さんから陶芸工房をつくる為に寄付をしていただきました。けれどまだ陶芸工房を持てるだけの資金ではありませんでした。地道に活動していた事が評価され尾鷲中学校の空き教室を利用しようという動きが起こり、尾鷲市からの補助をいただきまして1991年「おわせ陶の会」の陶芸工房を開くことが出来ました。 こうして徐々にではありますが、尾鷲に陶芸文化が根付いて参りました。その為会員が急増することになり、他に2会の陶芸同好会を立ち上げました。その5、6年後施設利用の効率化を図るために会則を改め統合し、工房の場所を尾鷲市中央公民館の敷地内に移し、現在の形となり2012年で30周年を迎えました。 三重県立熊野古道センターで開催した「おわせ陶の会第18回作陶展結成30周年記念展」では2325人の来客にご覧いただきました。元々尾鷲には陶芸文化がなかったのにも関わらず今日では数多くの方に親しまれるようになりました。この様に「おわせ陶の会」は尾鷲の陶芸文化の振興の一端を担ってきたのだと自負しております。 現在、顧問として瀬戸の陶芸家、寺田康雄さんを迎えていますが、特定の講師を置かずその時々で陶芸で有名な各地域の方々を講師に招き、自立した自主活動を主体に行っています。だからこそ30年間仲たがいなどせずに続けられたのだと思っています。陶芸という文化活動を通し人間関係を形成し、今ではまるで家族や親戚のような付き合いをしております。これまで築いてきた絆を大切に後世に尾鷲の陶芸文化を残し、更なる陶芸文化の向上にむけて尽力していきたいです。と力強く語ってくれました。 これからも海の見える陶芸工房で数多くの作品がうまれ、そこに集う人々が絶える事はないでしょう。 |
| 問い合わせ先 | 〒519-3616 三重県尾鷲市中村町10-41 尾鷲市立中央公民館内 「中村山陶房」 電話:090-8739-4023 (代表:北村 豊文きたむら とよふみさん) |
| ホームページ | |
| 取材機関 | 尾鷲県民センター |
| 登録日 | 2012/06/06 |