みえの文化びと検索詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 地域 | 東紀州地域 |
| 名前 | 上村正明 |
| プロフィール | 昭和13年 紀伊長島に生まれる 昭和29年、表具師の見習いとして就業。 昭和36年 独立し、自身の表具店「上村秀峰堂」を開業 平成11年 表具店「上村秀峰堂」オーナーを引退 平成15年 アトリエ「表装の殿堂 画廊秀峰堂」オープン 平成16年 「表装の殿堂 画廊秀峰堂」が東紀州まちかど博物館に登録される |
| 記事 | ~上村さんが東紀州まちかど博物館を運営するに至ったきっかけは?~ 学生時代から絵に興味を持っていました。 のち、表具師となってからは、職業柄、プロの芸術家の作品を多く手がけることになり、営業のかたわら美術雑誌を収集し始めるようになりました。表具師として油が載り始めてきた頃、美術雑誌のほか、作品そのものを収集するようになりました。約50年かけて収集したこれらの芸術作品は約9850点にのぼります。平成11年、表具店オーナーを引退後、収集した作品を展示するための美術館を作りたいという長年の夢を叶えるため、4年がかりでアトリエを完成させ、平成15年8月、念願のアトリエ「表装の殿堂 画廊秀峰堂」をオープンさせました。現在、2ヶ月に一度の頻度でテーマ別の作品展を開催しています。 ~作品展の開催期間を2ヶ月と決めている理由について~ 1回の展示でアトリエに並ぶ作品は約80点です。9850点の作品の中から80点を選りすぐるのにある程度の時間を要します。さらに私は、表具師としての経験を生かし、作品一点一点を表具しているため、展示のレイアウトなどの構想を練る時間と合わせると、準備期間が2ヶ月ほど必要となってきます。 同じ作品でも、表具の仕方によっては全くの別物に化けます。表具は潜在している“美”を引き出す魔法の力と言えるでしょう。私は作品一点一点に命を吹き込む気持ちで表具を施しています。 また、2ヶ月という期間は、比較的余裕があり、お客さまが作品をじっくり見るにもよい期間と言えます。 ~今後、目指していることは何ですか?~ 50年がかりで集めた9850点を表装し、より多くの人に全作品を堪能して頂きたいというのが、私の今後の夢であります。まちかど博物館として「表装の殿堂 画廊 秀峰堂」をオープンさせてから今まで、合計27回の展示を開催しましたが、アトリエの大きさの関係もあり、1回の展示で約80点しか出せず、現在表に出てきた作品は約2000点に過ぎません。 残りの8000点近い作品を効率よく表に出すために、更なる構想を練っているところです。 その中でも、特に力を注いで表装している作品があります。それは100~300年前に書かれた肉筆作品です。これほどの時を経た作品はほとんど原形をとどめていない状態でしたが、独自の表具により、徐々に復元されていきました。それは気の遠くなるような作業でしたが、これらの古い作品を通じ、時代を超えた美しさを来客者にお伝えできたらと思っています。 |
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| 登録日 | 2007/08/15 |