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坂井田 茂

項目 内容
地域 東紀州地域
名前 坂井田 茂
プロフィール 坂井田さんは三重県津市船頭町で世界58か国の凧、約1600点以上を収集し『世界の凧資料館』を運営しており、(入場無料、要予約)現在、三重県津市に在住し、津市内の小学校の校長先生です。
 これまでに三重県下各地の学校、公民館、市町村、三重県立博物館などで講習会、講演会を開催(170回)。延べ15,000人の方と凧作りを行ってきました。
 平成21年12月には世界の凧展(熊野市)を開催したところです。
記事 <坂井田 茂さんにお話を伺ってきました>
 世界の凧及び凧に関する資料を収集し、それぞれの国の凧の特徴や凧揚げの民俗学的意識、「凧文化」の伝播経路などについて研究しています。
日本国内には凧の博物館が5館(新潟県、東京都、愛知県、滋賀県、愛媛県)ありますが、「世界の凧」に関しては、日本で最も多くの国の種類の凧を収蔵・展示していると思います。また、確定的ではありませんが、『世界の凧資料館』が世界で最も多くの国の種類の凧を収蔵・展示しているのではないかと自負しております。(調査継続中)
 今までに世界72か国を訪問し、58か国の凧約1600点以上を収集しました。(2009年11月現在)
日本国内では、北海道・本州・四国・九州の各都道府県の特徴的な凧の収集を終え、現在は「離島の凧」をテーマに凧及び凧に関する資料の収集活動をしています。琉球諸島の全47有人島を2年半かけて訪れ、13の島において各島の特徴的な凧を収集しました。また近年奄美諸島8島及び大隅諸島6島を訪問し凧に関する資料を収集しました。
世界各国、日本国内いずれにおいても、「凧を作っている『凧師』に出会い、凧作りにかける思いを伺い」、「凧が作られている現場・工房を拝見し」そして「子どもたちが各地域に根ざした凧を揚げている様子を見る」ことなどを目的に出かけています。
 凧の収集・研究を始めた動機と経緯ですが、1975年に三重郡の中学校教員として赴任した時に、美術科のデザイン学習の一環として「立体凧」作りを取り入れました。「こんな立体の凧が本当に揚がるのか」と生徒は半信半疑ながらも、共同作業で凧作りに一生懸命取り組みました。凧作りが初めての生徒も多く、完成後手作り凧が揚がった時の驚きと喜びの様子は今でも忘れられません。
 このことから、「凧作り」が生徒にとっても非常に魅力的な題材であると確信し、凧が教材にならないかと研究し始めたのがはじめでした。
 1978年頃から、日本各地の「凧師」を訪れ、凧作りの様子・工房等を見学させていただくとともに、凧作りにかける意気込みなどの話を伺いました。
さらに1979年頃からは、シンガポールを皮切りに、凧作りが盛んと言われる東南アジア・東アジアにでかけ、凧及び凧に関する資料の収集を始めました。
まず、旅行先のホテルで英語が話せるスタッフに聞いて凧を作る人を紹介してもらい、現地の言葉で「凧を作って下さい」と言うのは何と言うのか教えてもらいます。それを覚えて町にでかけて町の人に聞き、教えてもらいます。そして教えてもらった人の所へ行って「凧を作って下さい」と頼みます。収集していると、その凧を作っている人の顔やどのような場所で作っているのか様子が見たくなるのです。
現在入国が不可能なアフガニスタン・東ティモールを除き全ての東南アジア・東アジア・南アジア諸国を訪問し、合計72カ国になりました。約30年間津市の小学校中学校等に勤務し、各学校で凧作りを取り入れてきました。
親子で凧作りをする講習会も多く、一人でも多くの子どもたちに「凧作りの楽しさ」を知ってもらうとともに、「自分が作った凧を揚げて遊ぶ喜び」を実感してもらいたいです。
 子どもと凧を手作りして、教えた子どもたちが大きくなり自分の子どもができた時に、私が子どもに教えたように自分の子どもに凧作りを教えてあげて欲しい。そして子どもの遊びの文化を少しでも残したいと願っています。
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登録日 2010/02/23