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金剛座寺住職・染川 智勇

項目 内容
地域 中勢地域
名前 金剛座寺住職・染川 智勇
プロフィール 多気郡多気町在住。昭和41年10月生まれ。立正大学仏教学部を卒業後、東京の中央学術研究所で仏教・新宗教について研究に従事。平成9年天台宗僧侶として得度。同12年金剛座寺住職に就任。手話講師・手話通訳ボランティアと共に現在NPO手話技能検定協会副理事長。岐阜医療科学大学・東海福祉総合専門学校・芳ジュ女学院国際情報専門学校各校の手話講義の非常勤講師を務める。多気町観光協会理事。松阪紀勢界隈まちかど博物館『佐那文庫』館長。多気町教育委員会人権教育指導員。
記事 ◆お寺の復興を目指す
 金剛座寺は小さな山寺でありながら千三百年余りの歴史を有するお寺です。30年以上無住になった檀那寺の金剛座寺の復興を志して出家得度し10年を過ぎました。復興の歩みはゆっくりですがお寺も10年前のお化け屋敷同然と比べれば見違えるように綺麗になりました。ただしお寺を復興するというのは建物を綺麗にするだけではありません。仏教の目的である人々の幸せのため、そしてお寺の目的である地域社会の情報発信基地としての機能が甦ってはじめて復興といえます。『伊勢西国三十三所観音巡礼』の再興や地元の近長谷寺・普賢寺と協力して『三古寺巡り』の運営、そしてまちかど博物館『佐那文庫』の開設もお寺復興の一つとして積極的に活動しています。

◆手話活動を通してバリアフリーの社会を
 高校生の時にろう者に出会い、手話が大切な言語であることを知りました。社会人から本格的に始めた聴覚障がい者のための手話通訳ボランティアも、現在は手話技能検定協会副理事長として手話検定を通して手話の普及、バリアフリーの社会を目指して運営しております。また手話講師として大学・専門学校の非常勤講師を勤め、また小学校などの手話授業などを通して、多くの生徒に手話を学んで頂いております。
欧米の手話はキリスト教会のボランティア精神から始まりました。残念ながら日本の仏教は聴覚障がい者に対する福祉活動はほとんどありません。私は僧侶の立場で手話にご縁が頂けましたので、仏教徒の立場で手話普及運動を進めたいと考えております。

◆人権教育指導員を通して社会に貢献する
 昨年平成19年の12月から多気町教育委員会の人権教育指導員の仕事をお受けしました。仏教の目指す成仏(人格完成)も人権の目指す目的もつまるところは同じと考えております。社会状況はめまぐるしく変化しておりますが、それに合わせて人権意識もどんどん変化しています。伝統文化の継承を担っている仏教寺院はややもするとその変化の対応に疎い部分もあります。私もこの仕事を通して現代の人々の幸せのため人権運動を学び社会に貢献していきたいと願っています。

◆これからの目標
 一生懸命夢に向かって行動してきて一番わかったことは、人との出会いの大切さでした。人生80年であればやっと半分を超えたところです。これからも座右の銘でもある『すべては我が師』の如く、多くの方々から学び体験しそしてご協力頂きながら少しずつ自己を完成し、己の夢を実現していきたいと思います。『Dream comes true(夢は必ずかなう)』という言葉も私の座右の銘の一つです。

=取材を通して= 
 染川さんは、本当にエネルギッシュでバイタリティにあふれた方でした。是非お寺の復興を成し遂げて欲しいと思います。
問い合わせ先
e-mail kongozaji@renge.net
ホームページ http://www.renge.net/
取材機関
登録日 2008/02/06